第五人格、バトルロワイヤル！ (ページ7)

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バトル1ｰ5 ページ7

イライ目線

「……は？」

僕はノートンがどういうことを言っているのかすぐには理解できなかった。

そんな頭上に？を浮かべた僕に苦笑したノートンは

「さっさと終わらせよーか。次は違うチームでやりたいな。」

そういって、苦笑し銃口をサッとを僕の額に向けた。距離は1cmもないだろう。

僕は終わるんだなぁと思い両手を広げ降参の意を示す。

次の瞬間、

「させねーよ。」

ナワーブだった。
彼はノートンの脇に自分の腕を入れ、見事な背負い投げを披露した。

そして彼の額にナイフを当てる。デジャブである。

「てかさぁ、勘違いしてね？お前ら。アイツを好きなの、お前らだけじゃねーつーの。」

唐突の宣戦布告。
ノートンは目を丸くしたがやがて納得したように頷き、「そうじゃなくっちゃ」と笑った。

ノートンが消えていく。
しかし、僕らの中にはくっきり、ノートンの宣戦布告が残った。

ナワーブはふぅと一息つくと、こっちに寄ってきた。

「お前にも負けねぇから。」

「僕も。君らに取られるつもり、ないから。」

これが男というものである。
✂--------------- ｷﾘﾄﾘ -----------
A目線
ナワーブがノートンを倒し、イライ以外の3人が1キルずつした。そこでゲームが終わる。

どうやら、1人になって負けを悟ったカヴィンさんが投降したらしい。

「ナイスファイト。A。」

待機室から出ると、まず1番最初に話しかけてきたのはノートンだった。

「うん。ありがとう。ノートンもずっとイライと戦ってたんでしょ。すごいよ。」

私がニッコリ笑って返すと、ノートンも照れた顔をしながら「ありがとう」と言ってきた。

「A！！！！」

この声は。
後ろから突撃してきた誰かに目をやるとトレイシーだった。

「なんだかんだ言って楽しかったね！僕また参加したい！」

「そうだね。私も参加したい！」

私たちは2人で目を合わせ、ニッコリ微笑んだ。