２２話 ページ23
それから秘密の部屋から出て、ハリーとAはすぐに校長室へ行った。
あの大きな赤い鳥はダンブルドア校長先生の鳥だったことを知った。
ダンブルドア校長先生は一時的に停職になっていたらしい。
Aは自分がどれだけの間、周囲と接触していなかったかを思い知った。
ハリーは例の本をダンブルドアに見せ、全て話してくれた。
「私にも責任があります。私が彼と関わらなければこんなことには…」
ダンブルドア「お主はジニーを守ろうとした。それは立派な事じゃ。誰かを守るために、自分を犠牲にすることはそう簡単にできる事ではない」
すると校長室の扉が乱暴に開けられた。
そこからは小さな屋敷しもべと、あのルシウス・マルフォイが入ってきた。
この例の本を渡してきた張本人だ。
ルシウス「どきたまえ、ポッター」
そう言って、ハリーを杖で退けるとAを見た。
ルシウス「久しぶりだな、A」
名前を覚えられていた事に内心驚いたが、
平然を装って、"お久しぶりです"と一礼した。
ルシウスは視線をAからダンブルドアに変えると話を始めた。
Aはドビーという名前の屋敷しもべが可哀想で仕方がなかった。
ダンブルドアとの話が終わるとルシウスはマントを翻しドビーには酷い事をして出て行った。
するとハリーはダンブルドアにあの本を借り、ルシウスを追った。
Aは右腕の印についてダンブルドアと少し話した後、医務室へ向かった。
この印はデスイーターの証らしいが、髑髏の口から蛇が出ているのが普通らしい。
だが、Aに付けられたものは蛇のみで不完全なものらしい。
ただ、周りの人に見られるのはあまり良くないため、見えないように包帯を巻く事にした。
この事はダンブルドアとマダムポンフリー以外口外無用という事になった。
そして、医務室でマダムポンフリーに身体中の傷の手当てと腕の包帯を巻いてもらった。
マダムポ「また何かあったら来なさいね」
と言われ、医務室を出た。
もはや、医務室の常連さんとなった。
医務室を出て、一息つくと、先程会ったばかりのルシウス・マルフォイがいた。
屋敷しもべであるドビーはいないようだった。
「なんでしょう？」
ルシウス「随分と傷が多いようですな」
「おかげさまで。」
Aは皮肉を込めて言った。
するとルシウスの気に障ったのか、Aは壁に押し付けられ、右腕を掴まれた。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 173人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
とらんぺっと(プロフ) - すごく面白いです！更新頑張ってください！ (2017年12月2日 13時) (
レス) id: 85697b0f87 (このIDを非表示/違反報告)
あいか(プロフ) - 続き気になるのでどんどん更新頑張って！！ (2017年11月18日 20時) (レス) id: 1722f61193 (このIDを非表示/違反報告)
亜純(プロフ) - とってもいいです！！最高！続きがとっても気になります！更新頑張って下さい!!応援しています!! (2017年11月16日 19時) (レス) id: f65f9d6e58 (このIDを非表示/違反報告)
鳳仙花(プロフ) - 面白いです！！これからも更新頑張ってください！ (2017年11月12日 0時) (レス) id: cf3b027cf1 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：招き猫 | 作成日時：2017年11月11日 17時
