２１話 ページ22
目が覚めると、全く見覚えのないところにいた。
蛇の像や、人の顔の形をした壁があった。
綺麗とは言えないが、不思議なところだ。
？「目が覚めたかい？」
その声は恐怖にも安心にもなるトムのものだった。
彼は前と比べて、随分現実味を増していた。
というのは、前は幽霊のような半透明な身体だったのである。
トム「ここが秘密の部屋だ」
「、ここが…」
Aの想像していた秘密の部屋というのとは大分異なった。
！？…
Aは立ち上がろうとするが立ち上がれない事に気がついた。
「何をしたのです？」
トム「君はもう少しで死ぬ。君が死んだら僕は蘇る」
！！！ッ
「そんな……」
この人が蘇ったらきっと世界は大変な事になってしまう。
トム「A、君は本当に良くやってくれたよ。」
そう言って、Aに近付いた。
立って逃げることができないAは慌てて杖を構えた。
「来ないでください」
トム「君に魔法を使えるほどの魔力は残って
いないh(「ステューピファイ！」
Aの魔法はトムには当たらなかった。
「ぁ"……」
魔法を使った事で、Aの身体は更に力を失った。
手から杖が離れ、Aは地面に倒れた。
トムは落ちたAの杖を拾った。
トム「君は充分よくやってくれたよ。僕が感謝の印を付けよう」
すると動けなくなったAの右腕を出した。
「やめ…て……」
そして右腕に少し痛みがはしったと同時に、
ハリーの声が聞こえた。
ハリーの勇敢な声を最後にAは深い眠りについた。
私…死ぬのか…
目の前には自分を含めた家族がいた。
笑い合い、楽しかった。
ジニー…ごめんね。
モリー、アーサーありがとう。
ハリー来てくれてありがとう。
！？！？
目を開けるとさっきと同じ所にいた。
死んでない…
目の前には傷だらけのハリーがいた。
ハリー「A、大丈夫？」
「…私は大丈夫。ハリーその怪我…」
ハリー「ちょっと噛まれちゃった」
ちょっとではない。
かなり深く噛まれているのが見て分かった。
ピーーーっという鳴き声で、大きな赤い鳥がやって来てそれはハリーの傷を一瞬にして治した。
ふと、例の本を見てAは思い出した。
「トムは？」
ハリー「消えたよ」
ハリーの言葉にAは安堵した。
そして腕を見るとそこには蛇がいた。
「ハリー、ありがとう」
ハリーは笑顔で頷いた。
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とらんぺっと(プロフ) - すごく面白いです！更新頑張ってください！ (2017年12月2日 13時) (
レス) id: 85697b0f87 (このIDを非表示/違反報告)
あいか(プロフ) - 続き気になるのでどんどん更新頑張って！！ (2017年11月18日 20時) (レス) id: 1722f61193 (このIDを非表示/違反報告)
亜純(プロフ) - とってもいいです！！最高！続きがとっても気になります！更新頑張って下さい!!応援しています!! (2017年11月16日 19時) (レス) id: f65f9d6e58 (このIDを非表示/違反報告)
鳳仙花(プロフ) - 面白いです！！これからも更新頑張ってください！ (2017年11月12日 0時) (レス) id: cf3b027cf1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：招き猫 | 作成日時：2017年11月11日 17時
