１１話 ページ12
今日はクィディッチだ！
スネイプ先生の薬のおかげで、黒いマントを被らなくてもクィディッチが観れる。
Aは嬉しくテンションが高かった。
競技場に着くと、後ろの端の席に座り試合開始を待った。
？「隣、いいかい？」
声が聞こえた方を見ると、見た事はあるが名前は知らない人がいた。
Aは頷いた。
他にも空いている席は沢山あるのに……
？「昨日は驚いたよ」
昨日とは恐らく、ドラコの事だと思った。
この人もあの時談話室にいたのだろう。
ただ、A的には今は、その話はしたくなかった。
だから"そうですか"と流した。
が、、、
？「1年生とは思えない頭の良さ。そして、ウィーズリー家には似つかわしく無いその美貌」
Aは思わず顔を顰めた。
他の人がこれを聞いたら、褒め言葉と捉えるだろうが、Aにはそうは聞こえなかった。
名前も知らない人に、しかも何か裏があるような言い方をされ、高かったテンションはいつも通りの低めのテンションに戻ってしまった。
「何が言いたいんですか？」
？「言葉の通りさ。僕はセオドール・ノット。よろしく」
試合開始の笛が鳴り響いた。
「よろしくお願いします」
セオド「へぇ、クィディッチが好きなんだ」
Aは思わずセオドールを見た。
するとセオドールは"はははっ"と上品に笑った。
セオド「君って、案外分かり易いんだね」
Aはクィディッチに集中したかった。
なのに、この急に現れたちょっと美形なセオドール・ノットのせいで試合に集中できなかった。
「なぜ、私に話し掛けるのです？」
セオド「さあ、なぜかな？」
彼の目は全てを見透かしているように感じ、Aは目を逸らした。
セオド「この学校の理事をしているのはルシウス・マルフォイさんだ。ほら、あの職員席を見てごらん」
Aはセオドールの指した方を見た。
そこにはダイアゴン横丁でドラコといたルシウス・マルフォイがいた。
Aは眉を寄せた。
セオド「ドラコが昨日の事をルシウスさんに話したら、君は………退校処分かもね」
「そうですね」
セオドールはAの思ってたよりあっさりとした返事に驚いた。
セオド「悲しくないのかい？」
「ええ、両親には申し訳ないですが、入学して間もない今ならまだ損害は少ないですから」
そう答えると、セオドールは再び上品に笑った。
気がつくと、ハリーがスニッチを捕まえており、試合は終わっていた。
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とらんぺっと(プロフ) - すごく面白いです！更新頑張ってください！ (2017年12月2日 13時) (
レス) id: 85697b0f87 (このIDを非表示/違反報告)
あいか(プロフ) - 続き気になるのでどんどん更新頑張って！！ (2017年11月18日 20時) (レス) id: 1722f61193 (このIDを非表示/違反報告)
亜純(プロフ) - とってもいいです！！最高！続きがとっても気になります！更新頑張って下さい!!応援しています!! (2017年11月16日 19時) (レス) id: f65f9d6e58 (このIDを非表示/違反報告)
鳳仙花(プロフ) - 面白いです！！これからも更新頑張ってください！ (2017年11月12日 0時) (レス) id: cf3b027cf1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：招き猫 | 作成日時：2017年11月11日 17時
