8話 ページ10
Aside＿＿＿
人ゴミの中を無惨様は女と子どもを連れて歩く。
Aも斜め後ろを付いて歩いた。
無惨様の考えは分からないが、もし、ここに鬼殺隊が現れたとしたら、なんとしてでも俺が守る。
そう思って警戒して歩いていた。
すると、離れたところにこの前の鬼を連れた鬼殺隊がいた。
この人ゴミであれば気付くことはないと思ったが、
鬼は動かず、鬼殺隊だけがものすごい速さで向かって来た。
バシッ＿＿＿＿＿＿
この鬼殺隊は無惨様の肩に手を置こうとした。
そうか、俺が守れなかった女の子の兄なんだな。
だから、無惨様を恨んでいるのか………
日輪刀を抜こうとしたが、腕を少し強く掴むと、動きを止めた。
無惨「A。……私に何か用ですか？随分、慌てているようで」
腕を離せと言われたため、手を離した。
無惨様が男の人を引っ掻き、辺りが騒がしくなった。
無惨「後で来い」
そう言われ、Aは炭治郎が鬼になった男を抑えているのを見ていた。
Aは無心で見ていた。
黒い瞳の左眼に涙があったのを本人は知らなかった。
炭「鬼舞辻無惨！！俺はお前を逃がさない！どこに行こうと絶対に！」
人間が集まって来た中に、鬼もいた。
Aは鬼の2人をジッと見ていた。
あの鬼はこの鬼殺隊を助けようとしている。
「あの方を恨むな。俺を恨め。」
俺が守れなかった。俺の責任だ。
俺が弱いから。
Aは情が湧いたわけではないが、
弱かった人間だった頃の自分が憎かった。
ッ！！＿＿＿
すると、女の鬼の血鬼術により周りが見えにくくなった。
面倒だ。
Aはその場から去り、鬼舞辻のもとへ向かった。
鬼舞辻が女と子どもと別れると、Aは現れた。
鬼舞辻は黙ったまま、薄暗い路地へと入った。
煩い酔っ払いがいる。
フラフラと陽気な人間だ。
ドンッ＿＿＿
酔っ払いの腕が鬼舞辻にぶつかりそうになったが、Aはその腕を掴んだ。
酔っ払い「なんだてめぇ、離せよ！」
A「煩いので、静かにしてもらえますか」
そう言って、腕を離した。
しかし、酔っ払いは去らない。
酔っ払い「なんだと！随分と良い服着てやがるな！」
無惨様は黙ったまま動かない。
酔っ払い「2人とも青白い顔しやがって、今にも死にそうじゃねぇか！」
！！ッ＿＿＿_
無惨様の霊気が一気に強くなった。
と思うと、酔っ払いを殴り酔っ払いは壁に叩きつけられ死んだ。
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礼 - 続きが気になって夜しか眠れまs((殴 更新頑張ってください！ (2022年9月26日 20時) (
レス) @page20 id: eb2956f6d8 (このIDを非表示/違反報告)
瑠李(プロフ) - 続きが読みたいです。更新待ってます。頑張ってください (2020年2月10日 14時) (レス) id: c293b9e325 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：招き猫 | 作成日時：2019年12月23日 2時
