プロローグ ページ1
いつも、昼間は人里離れた山で修行をし、
夜には鬼を狩る。
それが俺の役目。
今日も変わらず、人里離れた山で修行をしようと思っていた。
高い山に登って高い木に登れば、最高の景色だ。
真っ白な雪の上。
動くには足場が悪いが、修行には丁度良い。
Aは今日も厳しい鍛錬を始めた。
「はぁ…はぁ…はぁ…」
さすがに疲れたな。
薄暗くなって来たし、そろそろ帰らないとだな。
___ッ!!
鬼だ!
あの家には人が!!
Aは目がとても優れているため、鬼を見つけるのが得意だ。
ただ、視力が良いのではない。
普通では見えない、霊気のような物が色で見えるのだ。
こんなにも強い色の鬼は初めてだ。
俺1人で勝てるのか…
でも、カラスを飛ばしてる時間なんてない。
俺が行かなくては…
ただ、Aのいた所と鬼のいた所とでは、山1つ分異なっていた。
間に合わない!
光の呼吸______壱ノ型___電光石火
Aは光の速さの如く、向かったが、
人の霊気が1つ、2つと消えて行く。
、
、
_________バシュッッ
電光石火の勢いを使い、そのまま鬼の腕を吹っ飛ばした。
鬼「………………」
家の中では消えそうな人の霊気が。
そして、家の外には女の子と男の子がいた。
「ここから逃げるんだ!」
女の子は男の子の手を引き、鬼と反対に走り出した。
___ッ!!
一瞬女の子たちの方に、視線をやり、再び鬼に戻すと、すでに鬼は男の子を殺し、女の子も殺し掛けていた。
「お前……何者なんだ。」
鬼の腕はすでに戻っており、このスピード。
上弦の鬼は何体か相手にしたことがあるが、この鬼は上弦とは比べ物にならない。
光の呼吸_______弐ノ型___光芒斬り
刀が細長い線のようになり、鬼を素早く斬る。
だが______
「!ゔッ___ 」
光の呼吸はどの呼吸より素早い動きに優れているのにも関わらず、Aは鬼に首を掴まれた。
この時、初めて鬼の顔を見た。
その鬼の真っ赤な眼に、圧倒され、抵抗する事さえも出来なかった。
鬼「お前がAか?」
なぜ、俺の名前を知っているんだ。
鬼「私が質問している。答えろ」
そういうと鬼は、首を掴んでいる手に力を込めた。
Aは苦しみの中、そうだと答えた。
鬼「鬼殺隊のお前を私が鬼にしてやろう」
「鬼になったら、絶対にお前を殺 す」
こうして、俺は鬼となった______
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礼 - 続きが気になって夜しか眠れまs((殴 更新頑張ってください! (2022年9月26日 20時) (レス) @page20 id: eb2956f6d8 (このIDを非表示/違反報告)
瑠李(プロフ) - 続きが読みたいです。更新待ってます。頑張ってください (2020年2月10日 14時) (レス) id: c293b9e325 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:招き猫 | 作成日時:2019年12月23日 2時