21 ページ22
A視点
今はるぅとくんとデート中です。
「お待たせしました。パンケーキと抹茶ラテとアイスコーヒーになります。」
『あっ、はい!』
る「パンケーキ頼まなくてよかったんですか?」
『うん、美味しそうで食べたかったけど胃もたれしそうで…』
る「あ、じゃあ僕のちょっと食べます?」
『え?!いいの?!』
る「ふふっいいですよ?…じゃあはいあーん」
そう言うと少しからかっているような楽しそうな笑顔であーんをしてきた。
…いや、あーんしてくれるの?!
『う…い、いただきます…』
恥ずかしい…絶対顔真っ赤だ…
る「そんなに恥ずかしかったですか?」
なんで逆にそんな余裕そうなの…
『慣れてないんだってば…』
る「ふふっかわいい」
『そう言うことを軽々しく女子にいっちゃダメだよ?』
る「Aちゃんは特別なので」
『…特別か…』
私の特別な人…
今日ちゃんと伝えないとだよね…
『ねぇ、るぅとくん。』
る「…?どうしたんですか?」
『私、やっぱりころんのことが諦められない。このままるぅとくんと付き合い続けるのは、るぅとくんに失礼だと思う。だから…』
そう言いかけたところでるぅとくんが少し声を張って、力強く
る「別れても僕は諦めませんから。」
と、ひとこと言った。
『…なんで…』
る「Aちゃんがどれだけころちゃんのことを思っていても、僕はAちゃんのことが大好きなので。」
なんでそんなに、るぅとくんは強いんだろう。自分の意思をちゃんと持っていて…
『…私、ずるいし面倒くさいし最低なのに…』
る「そこも含めてAちゃんのことが好きですよ?それに、ころちゃんの告白を少し考えさせて欲しいって言った時点で、僕のこと気にしてくれてるのわかってますから、別れてもまだ可能性0%じゃないのかな…なんて」
『う…』
…どうして全部見破られているんだ…
るぅとくん、そんなかわいい顔して恐ろしい子!
…でも、心が軽くなった気がする。
人に話すといいって本当なんだな…
『じゃあ今日はありがとう』
る「あの、最後だしお願い聞いてもらってもいいですか?」
『…?うん』
なんだろうって思ってると突然キスされた。
二人とも顔が赤くて、なんか初々しいカップルみたいになってしまった…
る「じゃあ、明日からはこれまで以上にアタックするので覚悟しといてください」
『えぇ…』
これはもう別れた意味があるのか分からないけど、これはこれで楽しいし…いいのかな?
94人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「すとぷり」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
シュガー(プロフ) - きずなさん» 返信遅くなってしまってすいません!ありがとうございます!凄く嬉しいです! (2020年7月30日 16時) (レス) id: b8f95f32e6 (このIDを非表示/違反報告)
きずな - 拝見しましたとてもいいお話でした。新作楽しみしてます (2020年6月30日 7時) (レス) id: 56f6207354 (このIDを非表示/違反報告)
ichigo@水くんの同担のアホ、 - シュガーさん» あ、不快になった訳でわありません、、、 (2020年5月10日 14時) (レス) id: a898904401 (このIDを非表示/違反報告)
シュガー(プロフ) - ライさん» ありがとうございます!番外編の方も書こうと思うのでもう少し見てくれたら嬉しいです! (2020年4月30日 17時) (レス) id: b8f95f32e6 (このIDを非表示/違反報告)
ライ - 完結おめでとうございます!私、シュガーさんの小説好きです!これからも頑張ってください!(≧▽≦) (2020年4月30日 17時) (レス) id: 3f20e55985 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:シュガー | 作成日時:2020年4月3日 0時