僕を選んでくれませんか？【青×黄】

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A視点

る「もう大丈夫ですか？」

『あ、うん。ごめんね。』

ずっとるぅとくんに抱きついたまま泣いてしまっていた…ほんとに恥ずかしい…

る「謝らないでください。…知ってますか？こう言う時、「ごめん」よりも「ありがとう」って言ったほうが相手は満足するんです。してあげたくてしたことなんですから、謝らなくていいんですよ？」

…ありがとう…か…

『そうだね、るぅとくん！ありがと！』

る「その笑顔ははんそくですよ…(ﾎﾞｿｯ」

なんか、顔赤くない…？

『…？どうしたの？』

る「いえ、なんでもないです！」

『そっか』

やっぱりるぅとくんに助けられてばっかりだなぁ
とか思ってたら

ゆ「あれ？普通にいるじゃん！」

こ「あぁ！！いたぁぁ！！！なんでにげたの？！」

目の前に結衣ちゃんところんが出現！！
‥私たちが教室覗いてたの気づいてないのかな？

まぁ、ビビリの私がそんなこと聞く勇気もあるわけなく…

る「ころちゃんには関係ないでしょ？二人の秘密でーす！」

こ「はぁ？！だるっ！」

ゆ「まぁまぁ、二人仲良さそうでいいね、てかるぅと女子苦手じゃなかった？」

る「Aちゃんは特別です！そっちこそ二人とも仲良いですね。付き合ってるんですか？」

ゆ「えぇ？！う、あ、いや……」

何故か結衣ちゃんの顔が赤くてチラッところんの方を見ていた。

る「え、ほんとに付き合ってるんですか？！」

…ころんの様子を伺っていると

こ「はぁ？！いやいや、それはない！」

口ではそう言っていたけど、私は前結衣ちゃんに言われた、

ー「ころんくんは素直じゃないから」

と言う言葉が頭から離れずにいた。

やっぱり、結衣ちゃんのことが好きで私はからかわれていただけなのかという考えばかり浮かんできて…

胸が痛いよ。
誰だよ、「片思いは楽しい」なんて言ったやつ。
こんなの苦しいだけじゃん。辛いだけじゃん。

好きな人ができると世界が変わるってよくいうけど、それは本当だと思う。
モノクロの世界をカラフルにしてくれたのはころんだから…









ーころんは私のヒーローだから









だから、本当にどうしようもないくらいころんのことが好き。

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