青色天然石 (ページ14)

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水曜日の本番ページ14

そして、水曜日の午後。とうとう七不思議の奴らと会う時が来た。やたらめったらに顔バレはしたくないから家にあったお祭りで使用した狐の面の下部分を着けている。色は白に赤というよく見るヤツだ。

『えっと場所は…ここか』

あとから知ったんだが、あの袴姿になるには場所は関係なく、ネックレスにすればいいらしい。それに加え怪異になった姿だから、一般人には見えないという素晴らしさ。優秀すぎでしょ。

｢我らが首魁、暴走する者が2番以外に二人や三人増えたら危ない。どうするおつもりだ？今も尚、2番は暴走したまま｣

暴走する者？最近聞いた、ミサキ階段のことか？違う可能性があるが。出席した方がいいよな…出るか。とりあえず、どっかノックしとちゃいいだろ。

｢誰だ？会議中だぞ｣

『それはそれは失礼しました。どうも、現七不思議が8番いすはずちばん。1個前の美しい女に、ここに来いと言われ、来ました。問題あるか？』

｢8番だと？居なくなったはずだ。何故今更になって｣

今更って、毎回いねぇだけで存在はしてたんだぞ。てか、変わったヤツって誰だよ。知らん。
皆高い塔にいて、見るには見えないやつもいるし話してた奴、仮面であまり見えないけどおじぃちゃんじゃん。そこにはちっちゃいツイテールの可愛い子がいる。なんか手袋してるけど。

『代が代わったんだ。今は私の代で前の女性は命じられて戻っていた。前の方から聞いたが、会議にいなかっただけで存在はしていた。ずっとあの空間に』

｢そうだったのか。それそうとお前、人間だな。そんな弱い体でどうやって役目を果たす｣

誰が何番かいまいち分からない。2つ空いている席があるが、誰の席だ。やっぱり分からないことばかりだ。

『それはできていて、誰か手軽な感じで相手になってくれません？見せた方が早いんで』

こういう時は堂々とやらないと、多分ダメだ。人間だからと見下される。