青色天然石 (ページ11)

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火曜日のグループページ11

『わぁ〜寝みぃ』

昼前なのに大きなあくびをしたせいで、声に出てしまった。つっても、これが終わったら昼飯だけど。それに加え実験のグループだからバレないから良かった。

｢篠原さん｣

『どうした』

｢火を消すのみんな怖くてできないらしいから、代わりにやってくれない？｣

隣の席の女子が話してきた。そしたらまさかのまさか、火を消すのだけかよ。この班のやつが全員女子ってこともあるからか？

『やるから貸して』

｢ごめんねありがとー｣

こんなん簡単だろ。小学生からやるでしょ理科で。心の中で愚痴りながら火を消す。

｢ありがとう篠原さん。お礼になんだけど良ければ一緒にお昼ご飯食べない？ほらいつも一人で寂しくないのかなって…思って。勿論、一人でゆっくり食べたい人なんだったら無理は言わないけど｣

分担で片付けをしながら心から嬉しいと思う。だけども、今日は中庭に少しでも行って確かめたいことがある。本当にイヤリングのガラスを取ると部屋の天井と置いてあるものが変わるのか。でも、滅多にない。誰かと一緒に昼飯を食べることなんて。

迷った結果…

『じゃ、一緒に食べさせてもらおうかな。同じくクラスの人との交流は大事だし』

一緒に食べることにした。

｢ホント！？ありがとう篠原さん！授業終わったらすぐ、お昼ご飯持って中庭に来て｣

待ち合わせ場所を聞くと、行こうか迷ってた中庭かい。てか、私が来ても来なくても中庭だたったら、普通に危ねーな。鉢合わせになるところだよ。顔が真顔になってしまうほど迷った意味とは。

『わかったお手洗い行ってすぐに行くね』

｢OK！あ、人数は大体3人くらい来ると思うから｣

多い人数に話が追いついて行けるかと心配する。私も入れて5人になると偶数ならまだ話し相手がいるが、奇数だと居なくなるんだよな、話し相手。