検索窓
今日:1 hit、昨日:2 hit、合計:24,088 hit

no.108 ページ6

「・・・ほんと変わったな」



しばらくして、タクが口を開いた。


「え?」

「ちょっと見ない間に、真由がすごく大人になった気がするよ」

「そう・・・?」

「そいつ、きっとすごくいいヤツなんだろうな」

「うん。とても素敵な人」

「そっか」

「タクの奥さんも優しそうなひとだね」

「あ、ああ・・・うん。優しいよ」



私も感じていた。


タクがこんなふうに静かに話せるようになったのは、

きっと奥さんのおかげなんだろうって。



スーパーで見かけたときのタクの横顔は、

これまで見たことがない優しい印象で・・・


きっと、私ではあんな表情にはしてあげられなかっただろうな。




タクも、私も、


”本当に大切にしたい人”に出会えたんだな。



颯太さんと出会えて、本当によかった。

no.109→←no.107



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.7/10 (27 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
30人がお気に入り
設定タグ:オリジナル , 年上 , 韓国   
作品ジャンル:恋愛, オリジナル作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:sai-sai | 作成日時:2016年10月22日 22時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。