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no.108 ページ6
「・・・ほんと変わったな」
しばらくして、タクが口を開いた。
「え?」
「ちょっと見ない間に、真由がすごく大人になった気がするよ」
「そう・・・?」
「そいつ、きっとすごくいいヤツなんだろうな」
「うん。とても素敵な人」
「そっか」
「タクの奥さんも優しそうなひとだね」
「あ、ああ・・・うん。優しいよ」
私も感じていた。
タクがこんなふうに静かに話せるようになったのは、
きっと奥さんのおかげなんだろうって。
スーパーで見かけたときのタクの横顔は、
これまで見たことがない優しい印象で・・・
きっと、私ではあんな表情にはしてあげられなかっただろうな。
タクも、私も、
”本当に大切にしたい人”に出会えたんだな。
颯太さんと出会えて、本当によかった。
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作者名:sai-sai | 作成日時:2016年10月22日 22時