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no.122 ページ20
家に帰ってからもずっと考えていた。
私は何をしたいのか。これからどうしたいのか。
「んーっ」
思わず伸びをする。
ずっと考えてるから頭がカチカチになりそう・・・
こういうときは。
私は部屋をでて、キッチンに向かうとコーヒーメーカーを出した。
「いい香り・・・」
カップに流れてきたコーヒーの香りをかいで、
思わず笑みがこぼれてしまう。
これ・・・
このまま飲んでみようかな？
中学生の頃大人ぶってブラックを飲んで、
「苦いー！」と吐き捨てて以来試してない”ブラック”。
あまりにもいい香りで、
いつも入れているミルクで消したくないと思った。
意を決して、カップを口に運ぶ。
「・・・・・・」
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作者名：sai-sai
| 作成日時：2016年10月22日 22時
