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no.121 ページ19

「なんでそんなこと言えんのって顔してる」

「え!」

「人の心の動きを見るのが好きで。だから今の仕事してるんだけどね」

「そうなんですか・・・」




少し間が空いた。


私は目の前の噴水がしゃあしゃあと音を立てて水を溢れさせているのを眺めていた。





「今、真由の中で迷ってることが多分あるんだよね」

「え?」



私は里中先輩のほうを向いた。

先輩は前を向いたまま話している。


「自分がやってみたいって思う方に行けばいいと思う」

「・・・・・・」

「誰かに迷惑かけるとか、誰かのためにあきらめるんじゃなくてね。
 真由の人生なんだしさ。自分の行きたいほうに行きなよ」

「先輩・・・」





先輩は私の方を向いて、にこっと笑った。

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設定タグ:オリジナル , 年上 , 韓国   
作品ジャンル:恋愛, オリジナル作品
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作者名:sai-sai | 作成日時:2016年10月22日 22時

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