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no.113 ページ11
「うわ真由！！なにその顔っ」
待ち合わせた場所に時間通りにやって来た麻美は、
私の顔を見て驚いた。
「電話の声で何かあったのかなーとは思ったけど・・・
何？どうした？」
「うん・・・」
私は今朝颯太さんに言われた一部始終を麻美に説明した。
途中涙ぐみながら。
颯太さんと・・・離ればなれになりたくないよ・・・
「・・・で？真由はどうするの？」
「え・・・」
「泣いてる場合じゃないっしょ。
本当に同居人さんが韓国行っちゃうってなったらさ、
真由はそのまま行かせちゃうわけ？」
私を見つめた麻美の目は、
真剣そのものだった。
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作者名：sai-sai
| 作成日時：2016年10月22日 22時
