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20話 ページ20




「さて、と…ん?」


ふとテレビをつけると、報道番組で『怪盗キッド』の文字が目に飛びこんだ。


『怪盗キッドの予告時間まで、あと10分を切りました!』


リポーターのお姉さんの声が聞こえる。

…ああ、そういや園子ちゃんが言ってたな。


怪盗キッドが狙う宝石とか、そこの管理者のひとの話が垂れ流されている。

ちらっと、あの日貰ったままのハンカチを見た。
洗ってうさぎ型に戻したけど、やっぱりキッドがやってくれた方が綺麗だった。

いびつなうさぎ型のを渡すわけにもなあ、けどハンカチ返さなきゃだし。


…いや、そんなことより会いたい。

ふと、そう思った。
とりあえず、キッドに会いたい。

理由なんて考える前に、家を飛び出した。


外は暗くて、けれど少し騒がしい気がする。

数週間前の、キッドと会ったあの日と同じだ。

あの日と同じようにキッドがあの公園にくるかどうかは分からないけど、一か八か、行ってみることにした。



「…はは、きちゃった」


乾いた笑いがもれた。
公園の街灯が、控えめに灯っている。

何故か会いたくなってここまで来てしまったけど、1度話せただけで奇跡に近いようなものだ。
2回目を求めると、それはもう形を変えてしまう。ただの欲だ。


「…はあ、やっぱり帰ろう」


このハンカチだけでも置いて帰ろう、そう思ったとき。


「こんばんは、またお会いしましたね、お嬢さん」


ふりかえると、怪盗キッドが以前と同じように街灯に立っていた。


「怪盗キッド…」


「はい、今夜は空が澄んでいますね」


顔はほとんど隠れていてよく見えなかったけど、にこっと笑ったように感じた。






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設定キーワード:まじっく快斗 , 黒羽快斗 , 怪盗キッド   
作品ジャンル:アニメ
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みすと(プロフ) - 加々知 零さん» 黒羽快斗くん夢、書くのとても楽しかったです(つω`*)小説読んでくださりありがとうございます! (7月2日 22時) (レス) id: 2f6679e490 (このIDを非表示/違反報告)
加々知 零 - 。゚(゚´ω`゚)゚。快斗×夢主がヤバイよぉぉお!! (7月2日 21時) (レス) id: b33ef74fc2 (このIDを非表示/違反報告)
みすと(プロフ) - 木実こむぎ@Project KZ副隊長さん» 最後のセリフは絶対これで終わろう!って考えていたのでそう言っていただけて嬉しいです!本当に読んでくださり感想までお聞かせくださり、ありがとうございます!また何か書き始めたら覗いてってください(^^) (5月31日 19時) (レス) id: 2f6679e490 (このIDを非表示/違反報告)
みすと(プロフ) - 木実こむぎ@Project KZ副隊長さん» 初めまして!!わわ、最初の頃からですか!ありがとうございます(つω`*) 書き始めたときから決めていたことですが、書いてて辛かったです…早く報われろ!!って感じで書いてました(^^) 正直黒羽快斗くんとの絡みはうまくいったか不安でならないのですが…笑 (5月31日 19時) (レス) id: 2f6679e490 (このIDを非表示/違反報告)
木実こむぎ@Project KZ副隊長(プロフ) - 残っています。これからも頑張ってください!陰ながら応援していますv(*´>ω<`*)v (5月31日 19時) (レス) id: 7f9bbdec25 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:みすと | 作成日時:2019年5月8日 21時

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