第１３７話 ページ26
胸の辺りに手を置き息を吐く修
「なんだか緊張してきた・・・・・」
「なんでだよ
オサムはもう入隊してるじゃん」
遊真は「３の口」で言った
遊真たち４人を尻目にＣ級隊員たちがざわめいている
それもそうだろう
遊真と優菜だけトリオン体時の服が黒いのだ、おまけにデザインも少し違う
しかしそれを大して気にするわけでも無く４人は話を進めた
「よし・・・・・確認するぞ
Ｃ級隊員の空閑と千佳はＢ級を目指す」
「おれたちがＢ級に上がったら３人で隊を組んでＡ
級を目指す」
「Ａ級になったら遠征部隊の選抜試験を受けて・・
・・・」
修はチラリと千佳を見た
「近界民の世界にさらわれた兄さんと友達を捜しに
行く！」
「・・・・・よし！」
修は眼鏡をカチリと上げ遊真の隣にいる優菜を見た
「おまえは結局どうするんだ？優菜」
『わたし？』
優菜は頭の上に？を浮かべた
「彩月さんと隊を組むんだろ？」
修がそう訊けば優菜は『あぁ』と言った
『オサムたちみたいにＡ級を目指す事にしたよ
ジンさんにもそうしろって言われたし』
優菜はニヤリと笑った
『そうすればわたしとサツキはオサムたちと敵にな
るワケだな』
修は冷や汗を流す
「優菜が 敵・・・・・か」
「なんだオサム？ビビってんのか？」
遊真は訊く、心做しか千佳がそわそわとしている
「なっ！？ビビってなんか・・・・・」
『「ほほう？」』
遊真と優菜の意味深な笑みに修は顔を真っ赤にした
.
.
.
「ボーダー本部長忍田 真史だ
君たちの入隊を歓迎する」
黒い隊員を着た遊真と優菜に気が付いた忍田はチラリとそれを見てから何でも無いように努めていた
「君たちは本日Ｃ級隊員・・・・・つまり訓練生と
して入隊するが三門市のそして人類の未来は君た
ちの双肩に掛かっている
日々研鑽し正隊員を目指してほしい 君たちと共に
戦える日を待っている」
忍田はピシリと敬礼し、視線を横にずらした
「私からは以上だ この先の説明は嵐山隊に一任する
」
その忍田の言葉の通り嵐山をはじめとする嵐山隊の面々が前に並んだ
「嵐山隊・・・・・！本物だ！」
「嵐山さん！」
皆が嬉しそうな声を洩らす
「おー
あいかわらず人気だなーアラシヤマ」
『こないだ一緒に戦って以来だなアラシヤマ』
「え？」
優菜はハッとして自分の口を押さえる
『なんでもない・・・・・』
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 63人がお気に入り
お気に入り作者に追加
「ワールドトリガー」関連の作品
この作品を含むプレイリスト ( リスト作成 )
この作品を含むプレイリスト 
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
夜 - とても面白くていつも続きを楽しみにしてます。いくらでも待つので更新頑張ってください！ (2019年12月9日 23時) (
レス) id: c9a43346ff (このIDを非表示/違反報告)
RAIN@元アラジンlove(プロフ) - 流さん» わかりました。 (2016年11月20日 19時) (レス) id: 5aca2d49f2 (このIDを非表示/違反報告)
流 - 番外編の誕生日の話の復活を希望します。 (2016年11月20日 19時) (レス) id: 81e8ccb09e (このIDを非表示/違反報告)
魔李亜(プロフ) - レインさん» はーい！いつまででも待ってますよ〜！更新ファイトです！p(^_^)q (2016年7月10日 19時) (レス) id: cf9bb19d88 (このIDを非表示/違反報告)
レイン(プロフ) - 魔李亜さん» はい、最近ストーリーに悩んできていて・・・・・。頑張って更新します。もう少々お待ちください。 (2016年7月10日 19時) (レス) id: 7d9690a49c (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：RAIN@元アラジンlove | 作成日時：2016年5月6日 0時
