＊番外編＊双子の誕生日５ ページ15
誕生日パーティーも終わり、玉狛の面々が寝静まった頃
遊「優菜、起きてるだろ？」
遊真は閉じていた目を開け、隣で横になっている優菜に声をかけた
優菜の目はすぐに開く
優「当たり前だろ、トリオン体なんだから」
優菜はベッドから抜け出し、ドアを開けた
優「屋上行ってくる」
遊「屋上・・・・・？」
遊真はなるべく音をたてないように静かに立ち上がった
暑い空気の篭った廊下を進み、屋上への階段を上がって行く
ガチャ
ドアの開く音がした
ドアの隙間から覗く、青いジャケットの端
優「・・・ジンさん」
迅「おぉ２人とも、どうした？」
彼の青いジャケットは腰に結ばれていた
流石にこの暑さで長袖でいることはないだろう
遊「おれたち眠る必要ないし、だから屋上に行
こうかと」
２人は屋上の縁に座っていた迅の隣に腰を下ろす
迅はお盆に乗ったジュースを２人に勧めた
ジュースのグラスは全部で３個
どうやら彼のサイドエフェクトで２人が来る事を知っていたらしい
優「ジンさん、わたしたちが来ること視てわか
ってただろ？」
迅「はは・・・悪い悪い」
迅は笑いながらジュースのグラスを渡す
グラスには淡い黄色いジュースと氷、そしてレモンが刺さっていた
迅「で？どうだった、サプライズ誕生日パーテ
ィーは」
迅はジュースを一口含むと訊いた
優「うれしかったよ、凄く」
優菜はグラスを手に取る
飲むとレモンの酸っぱさが広がった、でもどこか甘い
遊「おぉ〜！美味しいぞ！！」
遊真は目を輝かせて再び口にする
優「これ、レイジさんが作ったの？」
そう訊けば迅は笑った
迅「そうだよ
"レモネード"っていうんだ、レモンの果汁
と蜂蜜が入ってる
だから酸っぱすぎない」
優「うん、酸っぱくない
これならわたしでも飲める」
優菜は木崎が作ったというレモネードを再び飲んだ
優「流石レイジさんだ」
迅は仲良くレモネードを飲む２人に話しかけた
迅「遊真、優菜」
作ったような笑みではなく、心の底から出したような笑みを迅は浮かべた
彼の瞳は何処か潤んでいた
.
.
.
迅「誕生日おめでとう、おまえらはきっと幸せ
な人生を送れるよ
.
.
.
おれのサイドエフェクトがそう言ってるか
ら・・・・・」
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夜 - とても面白くていつも続きを楽しみにしてます。いくらでも待つので更新頑張ってください！ (2019年12月9日 23時) (
レス) id: c9a43346ff (このIDを非表示/違反報告)
RAIN@元アラジンlove(プロフ) - 流さん» わかりました。 (2016年11月20日 19時) (レス) id: 5aca2d49f2 (このIDを非表示/違反報告)
流 - 番外編の誕生日の話の復活を希望します。 (2016年11月20日 19時) (レス) id: 81e8ccb09e (このIDを非表示/違反報告)
魔李亜(プロフ) - レインさん» はーい！いつまででも待ってますよ〜！更新ファイトです！p(^_^)q (2016年7月10日 19時) (レス) id: cf9bb19d88 (このIDを非表示/違反報告)
レイン(プロフ) - 魔李亜さん» はい、最近ストーリーに悩んできていて・・・・・。頑張って更新します。もう少々お待ちください。 (2016年7月10日 19時) (レス) id: 7d9690a49c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：RAIN@元アラジンlove | 作成日時：2016年5月6日 0時
