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第60話 ページ17

「オサムとチカって付き合ってんの?」


遊真が訊いた


『ユウマ・・・・・』

「!?ばっ・・・・・ち ちがう!全然そんなんじゃ
ない!!」


遊真の言葉を修は完全に否定する


『お似合いなんだけどな・・・・・チカかわいいし

わたしは恋なんてできないからうらやましいよ』


最後の方は修には聞こえなかったようだ


「優菜 おまえ今なんて言った」

『セイシュン?してるなーって

若いっていいな』


少女はグッと親指を立てた


「おまえもぼくと同い年だろ?

それに千佳はお世話になった先輩の妹で・・・・


それで知り合ったってだけで・・・・・」

『はいはい お腹いっぱい』


そう言えばオサムは顔を真っ赤にして怒鳴った


「優菜!!」


そんな怒んなくても・・・・・と思ったが口には出さなかった


「それにしても

そんなはっきり近界民に狙われてるならボーダー
に言って助けてもらえばいいじゃん」

「・・・・それは・・・・・」


修を言葉を濁す

遊真の言葉は半年前の事を思い出させた




.






.






.





半年ほど前



「ボーダーには頼りたくないらしい」


【雨取 麟児 千佳の兄 修の家庭教師】


千佳の兄雨取麟児は修に言った

驚きのあまり後ろを振り返る


「えっ・・・・・!?

頼りたくないって・・・・・あいつどうする気な
んですか!?」

「いや 1人で平気だと言ってる」

「平気なわけないでしょう!」


麟児は冷静に語った


「千佳の話によると・・・・・あいつが狙われはじ
めた頃はまだボーダーの基地もなくて誰も近界民
を知らなかったそうだ

だから助けを求めるあいつの言葉をまわりの人間
は本気にしなかった

そんな中_____」


『あたしはチカちゃんの言うこと信じるよ!』


「1人だけ真剣に相手してくれる友達がいた
らしいんだが____」


2人仲良く帰る平和な光景____

それを見る3つの無機質な瞳があった


「ある日突然その友達は行方不明になったらしい」


地面に転がったランドセル

溢れ出た筆箱やノート

当時まだ小学生であった千佳の目の前には警察犬を導入し友達を探す警察の姿があった


「それって・・・・・近界民が・・・・・!?」

「千佳はそう言ってる

それ以来あいつは人に助けを求めるのが怖いんだ
そうだ トラウマになったわけだな

結局千佳の面倒を見られるのは俺たちだけってこ
とだ」

第61話→←第59話


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レイン(プロフ) - 卯卯鬼さん» それと読んでいただきありがとうございます。 (2016年2月11日 20時) (レス) id: 7d9690a49c (このIDを非表示/違反報告)
レイン(プロフ) - すいません固定です、 一応注意として書いたのですが・・・・・分かりやすいように改善させていただきます。 (2016年2月11日 20時) (レス) id: 7d9690a49c (このIDを非表示/違反報告)
卯卯鬼 - 名前って固定でしょうか?変わらないので、教えていただきたいです。あと、面白いです!更新頑張って下さい!応援してます! (2016年2月11日 20時) (レス) id: 7a8ba0adbd (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:RAIN@元アラジンlove x他1人 | 作成日時:2016年1月10日 12時

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