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第61話 ページ18

「・・・・・!」

「俺にもしものことがあったら千佳を頼むぞ」


今思えば麟児は全てを見透かしているようだった


「やめてくださいよ

縁起でもない・・・・・」


修はそう麟児に言った 心がザワつく


「はは 万が一だよ 万が一」


その目は笑っていなかった




.





.





.





「・・・・・千佳は他の人間を巻き込みたくないら
しい」

「ふむ・・・・・?」

「他人を巻き込むくらいなら1人で近界民から逃げ
続ける そういうわけわかんないやつなんだ」

「ふーむ・・・・・」


なるほど・・・・・

チカにそんなことがあったのか・・・・・


「・・・・・あれ?おれたちは巻き込まれていいの
?」

「おまえらは近界民だし巻き込んだのはぼくだから
いいんだ」

「ほう ならいいな」

『いい・・・・・のか?』


多少疑問も残ったが話は続けることにした


「しかしチカはよく1人で逃げられるなー

トリガーもないのに」

「あいつは自分を狙う近界民の居所がわかるらしい
んだ

今まで半信半疑だったけど・・・・・」


修は遊真と優菜の真っ赤な瞳を覗き込む様に見つめた


「あ サイドエフェクトか」

「・・・・・たぶん」

『な?わたしの言ったとおりだろ?』


そう言えば遊真に頭を撫でられた


「なるほどね

そんでオサムはチカを助けたくてボーダーに入っ
わけか」

「別にあいつを助けたいわけじゃ・・・・・ぼくは
街を守るために・・・・・」


なるほど・・・・・図星か

というか顔が赤いぞオサム

サイドエフェクト使わなくてもバレバレだ


「おまえつまんないウソつくねー

ごまかす必要ないだろ 誰かを助けたいってのは立
派な理由じゃん」

「・・・・・そんな立派な話じゃない ぼくがボーダ
ーに入ろうと思ったのは・・・・・


何もできない自分に腹がたったからだ」

『・・・・・』


少女は確信した 修がまだ何かを隠している事に

わたしを騙せるわけがない____


そんな少女の考えを中断させるようにレプリカの声が響いた


《計測完了だ》


『これはこれは・・・・・

デカいな わたしと同じくらいか?』


その声と共に目の前に浮かぶのは修の何倍もの大きさを誇るキューブだった

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レイン(プロフ) - 卯卯鬼さん» それと読んでいただきありがとうございます。 (2016年2月11日 20時) (レス) id: 7d9690a49c (このIDを非表示/違反報告)
レイン(プロフ) - すいません固定です、 一応注意として書いたのですが・・・・・分かりやすいように改善させていただきます。 (2016年2月11日 20時) (レス) id: 7d9690a49c (このIDを非表示/違反報告)
卯卯鬼 - 名前って固定でしょうか?変わらないので、教えていただきたいです。あと、面白いです!更新頑張って下さい!応援してます! (2016年2月11日 20時) (レス) id: 7a8ba0adbd (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:RAIN@元アラジンlove x他1人 | 作成日時:2016年1月10日 12時

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