遊真のお姉さんは黒トリガー使いでした！【ワールドトリガー】

第３６話 ページ38

「ボーダーだ！ボーダーが来てくれた！」

「こっちだ！」

「助けて！」


先程の女の子のケガを縛り終わり瓦礫によって逃げられない人の救出に力を借す


「下がってください！すぐに助けます！」


修は崩れた柱をどかそうとするがトリオン体でもどかすことは無理のようだ


『どけオサム わたしがやる」

「！でも・・・・・！？」


ぼくにもできないんだ 優菜にできるはずがないだろ！！ と言われたがオサムの忠告は無視


『『強』印(ブースト)二重(ダブル)』


ちびレプリカによって出された印の力を借り 少女は目の前の柱を倒した

修は驚いたものの、直ぐに指示を出す


「急いで避難してください！ケガ人には手を貸して
！

ほかに逃げ遅れた人をご存知の方はいませんか！
？」

「むこうのデパートにまだ人が・・・・・」


デパート？ 少女は頭に？を浮かべる


「わかりましたすぐ行きます！行くぞ優菜！」


修が走りだし少女も後を追うように走り出した



２人の向かう方向には煙が噴き出している大きな建物が建っていた




.





.





.




その頃木虎はイルガーを倒すために橋の上を走っていた

イルガーに落ちないようワイヤーを張ってから上へと飛び乗る


「空飛んでるだけあって 上はがら空きね」


木虎は笑みを浮かべた


「・・・・・とか

キトラが考えてたらやばいな」


木虎がイルガーの元へ着いたのを見た遊真とレプリカ


《そう考えても不思議はない》


遊真・レプリカの言う通りキトラはイルガーの罠にかかっていた


「！？」


イルガーの背中から出てきた触手のような物

それはカウントダウンをし光を放った


ドドドドドドドド



どうやらそれは爆弾のような物だったらしい

爆音が辺りに響く


『イルガーが・・・・・』


爆発を見た優菜は木虎がイルガーと交戦していることを悟った


『・・・・・大丈夫か キトラ』


その声は爆音に紛れ誰にも聞こえない＿＿＿＿



イルガーの爆発に巻き込まれた木虎はシールドによって身を守っていた


「この程度？」


シールドを解き武器を手にすると目にも見えない速さでイルガーの背中に攻撃を入れる

木虎の攻撃によって背中の部分は簡単に斬れ 大きな穴が空いた


ドンドンドンドン


穴が空いた背中に向け銃を発砲する

ボンッという音が響き大量のトリオンが漏れだした


木虎の銃によってイルガーは墜とされたのだ

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