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No.36 ページ36
拍手の中、バージンロードを通りステージへ
それから式は予定通りに進んで行った
そして英智くんに指輪をはめてもらう時がきた
指輪をはめてもらい、英智くんと向き合う
私のウェディングベールをまくる英智くん
「Aちゃん...愛してるよ」
「っ... /// 」
だんだんと英智くんの顔が近づいてくる
そういえば前もこんなようなことがあったな...
なんて思い出しながら目をつむる
だけどその瞬間...
「きゃっ！？」
いきなり会場の明かりが消えた
真っ暗で何も見えない
『Aを助けに来た。お前なんかにAは渡さない』
という声がどこからともなく聞こえてきた
聞いたことのある声だったけど思い出してる場合じゃない
暗闇の中誰かにお姫様抱っこをされる
そして急に走り出した
「ひっ... 」
『大丈夫。怖がらないで』
優しい声で囁くこの人
でも暗くて顔が全くわからない
ちょっとまって本当にどっかで聞いたことのある
声...
でも全然思い出せずにいたのだった
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作者名：彩葉 | 作成日時：2018年12月21日 18時
