天下無双の黒天使 V2 【東リべ】 (ページ8)

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その日の日付は2003年8月13日

私は久しぶりに真一郎くんの店に訪れていた

ｼﾝｲﾁﾛｳ「にしても、お前も変わってるよなぁ…女子なのにバイクいじりみんのが好きとか…」

『大丈夫だよ真一郎くん、小3の時に女子の癖にベイブ○ードとかデ○エマとか見てた子いるから』←

あ、ちなみに作者の実話ですwww((殴

ｼﾝｲﾁﾛｳ「お〜っし、そろそろ閉店準備も終わるしお前も帰れば？」

『いやいや、暗くなったお店を探検するのが楽しいんじゃん！？ってことで行ってくる〜！！』

私はそう言いながら暗くなったバイク売り場で探検をしていた

探検とは言っても少し歩くだけなんだけどね？

ふと、ガラスが割れたような音が聞こえた気がした

でも、本来聞こえる大きさより幾分か小さい

………知識持ち…か、めんどくさい

そのすぐ後、鍵が空いたような音がした

おそらく…裏口だろう

犯人が誰か見るために私は並んだバイクの間に隠れた

店に入ってきたのはちょうどマイキーたちと同じくらいの身長の2人組だった

黒いパーカーを来ていて誰だか判別がつかない

ご丁寧に顔をマスクで隠されてるから……ほんとに誰か判別できない

2人組は静かに入口の方にあったCB250T(バブ)に近寄って行った

『っ………それはダメだ』ﾎﾞｿｯ

そのCB250T(バブ)は真一郎君がマイキーにあげるために取ってあるものだ

「よく見るとこれ、新品じゃねぇな」ﾎﾞｿｯ

「メンテ中のCB250T(バブ)だ…すげぇカスタム…！ホイル太っ！！」ﾎﾞｿｯ

…………？なんか聞いたことある声やな

そう思ってると、2人組はストッパーを外そうとしていた

さすがに止めようと思い立ち上がろうとした

その時、2人組の顔が見えた

黒ずくめの2人組は……場地と一虎だった

私は驚きで立ち上がりかけた変な姿勢のまま固まった

既に店中に声が響いている

もうすぐで真一郎君が来てしまう……！

一虎が外に出ようとした時、場地と目が合った

ﾊﾞｼﾞ「っ！A………」

『あっ………』

余計動けなくなった

変な汗が身体中に浮かぶ

「おい！」

突然、店に声が響いた

私と場地は同時に声の方を向いた

ｼﾝｲﾁﾛｳ「なんだ…泥棒か？」

来た方向と声、服装からして声の正体は真一郎君だろう

場地は真一郎くんの方を向いて目を見開いた

ｼﾝｲﾁﾛｳ「誰の店に入ってんだ…コラ」

私はその光景をただ見つめることしか出来なかった