天下無双の黒天使 V2 【東リべ】 (ページ15)

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乱戦が始まってすぐ、一虎がマイキーに突っ込もうとしてるのが見えた

一虎の一撃はマイキーに当たることなくその攻撃はドラケンの右腕に当たる

そして、ドラケンの後ろから修が攻撃を仕掛けた

私はマイキーの方に加勢しようとした

しかし、ふと後ろに気配を感じ振り返ると白髪の双子と思わしき兄弟がこちらに腕を振り上げていた

咄嗟にガードしたがなかなかに重い

その衝撃をいなせずに自分はマイキーから少し離れてしまった

『なんだ、オマエら』

「オレは飯田ユウヤ」

「オレは飯田コウセイ」

ﾕｳﾔ/ｺｳｾｲ「「芭流覇羅でもトップクラスのパンチを食らわす、名ずけて“処刑屋(エクセキューシュナー)”」」

よくそんなに息ぴったしだな、と思いつつ改めて飯田兄弟の方を向いた

ｼｭｳ「楽しませろよぉー副総長」

ﾄﾞﾗｹﾝ「嬉しいぜ！久しぶりに本気になれそうだ！」

ｶｽﾞﾄﾗ「マイキィィ！！この日をずぅぅっと待ってたぜ！！！」

ﾏｲｷｰ「手加減しねぇぞ、一虎」

ﾕｳﾔ/ｺｳｾｲ「「さぁ！オレたちの仕事の時間だ！」」

『ちーっと黙ることは出来ねぇのかよ白髪兄弟』

それぞれのトップクラスが一気に戦闘を始めた

何故か自分だけ2対1なのが気に食わないが正直コイツらそんなに強くないだろ、と思い寛大な心で許してやった

ﾕｳﾔ「でもまさか、黒天使が絶世の美女ってのが本当だとは思わなかった。なぁ、コウセイ」

ｺｳｾｲ「そうだねユウヤ。そういう噂って大体が誇張されてたりするからね」

『お褒めに預かり感謝する。でもね、そんな安っぽい言葉じゃあ私の油断は解けないよ？だって君ら、すごく胡散臭そうなんだもん(笑)』

そう軽く煽ってやるとユウヤの方は顔を怒りに染め、コウセイの方は少し顔を顰めた

ユウヤ「オマエ、オレらのことを舐めてんな？」

コウセイ「あんまりオレらを煽ると何するかわかんないよ？」

『弱い犬ほどよく吠えるってこういうことか！』

その言葉に完全に切れたであろうユウヤが私に殴りかかってきた

しかし、その動きは一直線

避けることは容易い

そう思い最低限の動きで避けた

瞬間、ユウヤがニヤリとしたと同時に真横から空気のなる音がした

『っ！鉄パイプは反則だろ……』

音の正体はユウヤの後ろにいたコウセイが持っていた鉄パイプが空気を裂いた音だった

すんでのところでパイプを掴み動きを止める

パイプは私の頭を狙っていた