世界最速の彼女は色んな人に好かれるようです？【Dr.STONE】 (ページ2)

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【STONE WORLD】 Ⅰ ページ2

？「聞いてくれ、千空、A！！俺は決めた！今日こそ今から！！この5年越しの想いを杠(ゆずりは)に伝える！！」

とある高校の化学部に1人の生徒が扉を大きく開けて入ってきた

突然の大声に化学部の生徒は驚く

しかし、中央の机にいた少年と少女は慣れたかのように生徒の方を見ることはなかった

千空「ほーん…そりゃすげぇ興味深い深い。声帯がブチ切れるほど応援してるわ、この科学部室から」

『おー、やっと言うのか。てか、5年って長すぎないか？』

そんなふたりの元に近寄っていく男子生徒こと“大木大樹”は心底嬉しそうに2人に言った

大樹「おおそうか。ありがとう、千空、A！」

しかしそれに対して少年基、千空は嫌そうな顔をして

千空「うっせぇ、1ミリも応援してねーよ、このデカブツ」

といった

少女はそのやり取りを左耳のイヤホンから音楽を聞きながらきいていた

しばらく音楽に集中していて大樹が出ていったことを知ったのは大樹が閉めたドアの音だった

「てか、まじか〜千空。“惚れさせ薬”って」

『え、何お前そんなの作ってたの？』

と、Aは男子生徒の発言に引きつつ千空の方を向いた

千空「んなもんあるわけねーだろ。ただのガソリンだ」

そう言いながら手洗い場のひとつにマッチ棒を投げる

するとたちまちその手洗い場は火が上がった

千空「ペットボトルのキャップから精製した。」

「ほん？」『あー……』

千空「ポリエチレンの分子構造考えろバカ。ガソリンの長さに炭化水素ブッタ切ってるだけだ、見りゃ分かんだろ」

『いや多分それできるの、千空と私だけだと思うよ』

ちなみに、
ポリエチレンの分子構造→(C₂H₄)n
炭化水素→HC
だそうです(By、W〇ki)

「それって、飲んでたら大樹くん、ﾀﾋんでたんじゃないか？」

『飲まないって思ったからガソリン渡したんじゃないの？千空センセ♪』

ニヒルな笑みを浮かべて千空に言うA

千空「ククク…Aセンセーの言う通りだ。100億%飲みやしねぇよ、あの真面目バカはよ…」

ふと部員が窓の外を見てた

自分も見てみたら楠(クスノキ)の下で大樹が杠に告白しようとしていた

「フラれるに100円」

「思いっきしフラれるに300円」

「フルパワーでフラれるに500円」

千空「意外とフラれねぇに1万円」

と賭け事をしていた生徒に混じりエナジードリンクを開けながら千空が言った

「「「「マジか！？」」」」

『フラれないに5万円』

「「「「嘘だろ！？」」」」