_ お 姉 ち ゃ ん ！

ランチ ページ7

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『ぽー ぽー ぽー』

課長の愛用している、午後12時の合図を教える鳩時計が鳴り響く


A「もう12時か〜」

あれから休憩なんてせずに、書類を片付けていた私

かな「A〜！ランチ食べに行こうよ！」


これは私の同僚のかな


私の唯一の友達であり、弟が裕太だって知ってる人


A「うん！行こっか」


財布だけ持って、かなと他愛ない話をしながら、いつも私たちが行く、お気に入りのレストランに入って、

注文したパスタをぺろっとたいらげて、幸せ気分かもしだしていたら、

かな「今日いつもより食べるの早いね？笑」

A「うん。朝ごはん食べれなかったの」

誰かさんのせいで ☜

朝のこと思い出したら、また苛々してきちゃって

かな「ねぇ、顔やばいよ？笑 もしかして弟くんと何かあった？」

A「そうなの！聞いて！裕太ったら、私の朝ごはん食べたんだよ！反省なんかしないで、へらへらしてて、むかつく！」

なんて、今まで溜まってた不満が爆発しちゃって、

かなも呆れ顔で見てくる



かな「あんたら姉弟、ガキみたいな喧嘩してんのね笑」

A「ガキとは失礼な！朝ごはん、私にとっては大事なの！」

かな「裕太くん、かわいそう笑」

あれこれ話して、少し不満も落ち着いてきて、


今思うと少し自分も、たかがおにぎりくらいで、しょうもないって思っちゃって、


A「…言い過ぎたかな」


裕太のあの悲しそうな顔が頭から離れなくて



A「…帰ったら…謝ろう」

って素直に思った

ガヤ→←テンション、ガタ落ち

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