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私たちの前に立ちはだかるクロームちゃんを止めたのは、六道さん本人だった。
尊敬している彼にそう言われてしまったら、クロームちゃんはもう何も言えない。
「君は当然わかっていますね、沢田綱吉。
今もてる限りの戦力で全力で立ち向かわなければ全てを失う」
六道さんはツナの名前を出したが、この助言は私たちにも言い聞かされていた。
全力で戦わないと勝てない。躊躇した瞬間負け。
私の身体がどこまで持つか分からないけれど、できることはしないと。
せめて少しでも、D・スペードの体力を減らすことができるならそれでいい。
臨戦態勢に戻った瞬間、口を開いたD。
「それでは始めま……
しょうか？」
10メートルほどあった私たちの距離は、この一瞬で縮められた。
「っ！？」
誰かの息をのむ音がする。
速い。目で追えない。
反応が遅れた私たちに向けて、DはJOKERと書かれたカードを爆破させた。
かわす間なんて与えてくれやしない。
そのカードがこちらに投げられた状況が、スローモーションで流れていく。
かわせない。無理だ。
でも、皆を守らないと。
「Aっ！！！」
ツナの焦った声が聞こえる。
無効化である宇宙の炎を燈す余裕も、かわす余裕もなかった。
ただ目の前にいたクロームちゃんを横にはねのけ、私は爆破に巻き込まれる。
ずさっと痛々しい音が隣から聞こえたが、そこまで強く押していないから大丈夫だと思う。
クロームちゃんの焦った目と私の目が交差するが、私は軽く微笑んで意識を飛ばした。
＊＊＊
「……ここは？」
真っ暗闇。
恐らくだけど、ここはDが創り出した幻覚の世界。
私は、Dが投げつけたカードの中に閉じ込められてしまった。
一歩、二歩と、歩を進めていく。
「A」
名前を呼ばれ、すばやく振り返る。
びくりと反応してしまったが、その顔を見て思わず安堵してしまった。
「…ツナ」
分かっている。
ここは幻覚世界。このツナが本物であるはずがない。
偽物だと、言い聞かす。
けれども、幻覚が強すぎる。
声や姿はもちろん、その気配すらツナを連想させる。
だめだ、油断してしまいそうになる。
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愛鞠_あいまり_(プロフ) - なっちゃんさん» いや、どっちぃー！！(ガーン)なるほど。そういうことですか！納得しました！いえいえ、ただ単に気になっただけですのでお気になさらず。あと様付けもやめてくださると(((( (2020年3月25日 0時) (
レス) id: ef3cf9b79e (このIDを非表示/違反報告)
なっちゃん(プロフ) - 愛鞠_あいまり_さん» そんなに前から……。感激です涙が止まりません！（泣いてない）実は宇宙の炎、外からの衝撃には強いのですが、内から来るものには効かないのです…。（病気、けが、呪いなどなど）愛鞠様のおかげで設定を見直すいい機会ができました！有難うございます(^^)/ (2020年3月24日 22時) (レス) id: 0a80c5c44f (このIDを非表示/違反報告)
愛鞠_あいまり_(プロフ) - 4年前から愛読しております。こんなに経ってるのに初コメですみません。ふと気になったのがありまして、宇宙の炎が無効化なら呪いを無効化できないのかなって思ってしまいましたww (2020年3月21日 20時) (レス) id: ef3cf9b79e (このIDを非表示/違反報告)
りん(プロフ) - ありがとうございます(*- -)(*_ _)ﾍﾟｺﾘ (2020年1月13日 23時) (レス) id: f011f41edf (このIDを非表示/違反報告)
なっちゃん(プロフ) - りんさん» 時間ができたときは書いていきますね！はあっ…そのようなお気遣いまで！りん様もお体ご自愛下さい(^^)/ (2020年1月13日 23時) (レス) id: 0a80c5c44f (このIDを非表示/違反報告)
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