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「もし…………、もしね。
私が夜に飲み込まれてしまったら
それを止めるのは、貴方がいいな」
へらっと笑いながらツナに向かってそう言うと、彼は一度歯を食いしばり
私の前へと歩み出た。
そして彼は、驚きの言葉を口にする。
「好きだ！！！Aが好きなんだ！！
Aが夜に飲まれる前に、必ず俺が手を引く！
たとえ投獄されることになったとしても！！」
私の腕を引き寄せたツナ。
その拍子によろけてしまった私は、ツナの胸へと寄りかかる形になった。
ポスッと音を立てて、私の顔はツナの胸元へと落ちる。
どくん、どくん。大きく音を立てて響く心音は、私とツナのどちらのものなんだろう。
私も、ツナも、どきどきしている。
「…んで、このタイミングで言うの…。
そんなこと言われたら私、
絶対勝たないといけないじゃんか」
泣きそうになりながら、私は身体を起こしてツナを見上げた。
ツナが京子のことを好きだとか、未来で私たちは結ばれなかったとか、何も考えられない。
ただ現実が信じられなくて、でも信じたくて、ただツナを見つめたんだ。
自然と近づく口元。
気づいたときには触れていて、一瞬で離れた。
「勝って。絶対」
「うん！！！」
周りなんて見えない。ツナしか見えないよ。
私は涙目で大きく返事をし、なのかの元へと歩を進めた。
「私の誇りとなのかの誇り、どっちが強いか証明しよ」
「もう答えは出ているのに無謀よね。
私、頭の悪い子大好きなの。だって弱いから」
私たちは大きな誇りを持っている。
どんなルールを作ったって、誇りが折れることはない。
言わなくたって、分かってしまった。
私たちの勝敗を決めるのは―――……。
なのかは槍、私は双剣を握りしめる。
同時に地を蹴った私たち。コンマ数秒で私の方が早かったかな。
瞬時に炎を剣に纏わせ、硬化させる。
槍と剣のぶつかり合う音が、静かな城内で木霊した。
「っ…早いね、なのか…！」
「そっちこそ意外とやるじゃない…っ」
一度なのかから距離を取り、体勢を整える。
双剣をもう一度強く握れば、勝手に足が動いてくれる。
地を蹴り、風が舞う。空気と同化した私の身体は、なのかとの距離を縮めた。
「はああああああっ！！」
空気を切るようにして刀を振り下げる。
少し遅れてそれを避けたなのか。私は彼女の長い髪の一束を切り裂いた。
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愛鞠_あいまり_(プロフ) - なっちゃんさん» いや、どっちぃー！！(ガーン)なるほど。そういうことですか！納得しました！いえいえ、ただ単に気になっただけですのでお気になさらず。あと様付けもやめてくださると(((( (2020年3月25日 0時) (
レス) id: ef3cf9b79e (このIDを非表示/違反報告)
なっちゃん(プロフ) - 愛鞠_あいまり_さん» そんなに前から……。感激です涙が止まりません！（泣いてない）実は宇宙の炎、外からの衝撃には強いのですが、内から来るものには効かないのです…。（病気、けが、呪いなどなど）愛鞠様のおかげで設定を見直すいい機会ができました！有難うございます(^^)/ (2020年3月24日 22時) (レス) id: 0a80c5c44f (このIDを非表示/違反報告)
愛鞠_あいまり_(プロフ) - 4年前から愛読しております。こんなに経ってるのに初コメですみません。ふと気になったのがありまして、宇宙の炎が無効化なら呪いを無効化できないのかなって思ってしまいましたww (2020年3月21日 20時) (レス) id: ef3cf9b79e (このIDを非表示/違反報告)
りん(プロフ) - ありがとうございます(*- -)(*_ _)ﾍﾟｺﾘ (2020年1月13日 23時) (レス) id: f011f41edf (このIDを非表示/違反報告)
なっちゃん(プロフ) - りんさん» 時間ができたときは書いていきますね！はあっ…そのようなお気遣いまで！りん様もお体ご自愛下さい(^^)/ (2020年1月13日 23時) (レス) id: 0a80c5c44f (このIDを非表示/違反報告)
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