【REBORN!】私、チェルベッロのボスです。←５ (ページ23)

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外に出ると、真6弔花とツナたちがご対面していた。

大きく映し出されているのは、それぞれのファミリーの紋章と属性の記号。
しかし宇宙の記号だけがそこには表示されていなかった。

「リングの手を歯車の側面にそえて、綱吉クン」

「……」

白蘭に促され、ツナは手を添える。
"チョイス"と2人が同時に放ち、ルーレットは回り始めた。
ガララと音を立てて回る歯車。

上から1つずつ順番に、それぞれの属性の横に数字が映し出されていく。

「これで決まったね。バトル参加者♪」

…なるほどね、チョイスってのは参加者すら選択するんだ。
これがお互いのチームの参加者……。

「……って私は参加権利すらない！？」

気づいたときには、すでに大声で叫んだ後だった。
両チーム全員の視線がこちらに集まる。

「Aちゃん、スーツも可愛いね♪」

「あ、ありがとう………。

じゃない！！何で宇宙のマークがないの！？」

褒められて一瞬デレデレになった私だが、それで乗せられるほど私は馬鹿じゃない。
……もう一度言うけど馬鹿じゃない！

「Aちゃんには別の仕事があるから、チョイスには参加できないんだ」

「…そう」

相手に宇宙の属性を持った人がいないから、という理由だけではないみたい。
別の仕事って何だろう。
必死に耐え抜いたきつい修行の意味は結局何だったんだ…？

まあ、その話は置いておこう。
こちらの参加者は大空、嵐、雨が1人ずつ。そして無属性……つまり、リングを持たない人が2人。
真6弔花の参加者は晴、雲が1人ずつ。そして霧が2人。
ボンゴレには無属性、真6弔花には晴の属性のマークに炎が燈っている。
"ターゲットルール"という名前から連想するに、炎が燈っている属性の人がターゲットなのだろう。
そのターゲットを倒した側のチームが勝ち…ってところかな。

「うわっ！」

「入江さん、大丈夫！？」

「なっ、何とか…」

入江さんに近づき、声をかけた。
どうも、胸にともされたこの炎は死ぬ気の炎らしい。
この炎が消えた側が負け、そういうことみたい。

「…死ぬ気の炎って生命エネルギーなんだよね？こんなダダ漏れって…」

「そう、これがバトルのタイムリミットになるんだよ」

じゃあもたもたしてられないな。
もう説明は聞いたんだから、すぐにでも戦いを開始しないと。

「じゃあ公平に判断してくれる審判を呼ばなきゃね」

白蘭がそう言った後、姿を現したのは―――…。