【REBORN!】私、チェルベッロのボスです。←５ (ページ18)

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部屋から出て、守護者一行はミーティングルームへ。
これからの特訓内容や計画について話し合おうとした瞬間、

『ラン♪』

どこからか、変な音が聞こえた。
同時に変な画面がモニターに映り込む。

『ラン♪ラン♪』

"ラン"の数は次第に増えていき、そして最後には

『ビャクラン♪』

この音が合図になったのか

『どう？面白かったかい？』

モニターには、大きなパフェを口にする白蘭が映った。

『退屈だから遊びにきちゃった。食べるかい？』

「おちょくってんのか！？」

獄寺がそうモニターに向かって叫んでも、白蘭は笑みを絶やさない。
この張り付けた笑みが少し怖くて、モニターから視線をそらした。

白蘭はチョイスの業務連絡をするために回線をジャックしたみたい。
6日後の昼、並盛神社に集合。
神社で戦うだなんて罰当たり過ぎない…？大丈夫なのかな。

『とりあえず必要な準備して、仲間は全員連れてきてね。
少なくとも、過去から来たお友達は全員だよ』

「んだとっ！？」

「全員って！」

「京子ちゃんやハルも！？」

「なんだと！！」

獄寺、山本、ツナ、了平さんが思わず叫んだ。
何となくこうなる気がしたんだよなあ。だから2人に真実を話して正解だったと思う。

『はははっ、じゃあ修業頑張ってね』

乾いた笑いと共に言葉を残した白蘭。
頑張って、だなんて思っていないくせに。

『…Aちゃん』

「……え？」

ぱちりと交わった瞳を、お互い逸らそうとはしなかった。

『この戦いで、必ずキミを手に入れてみせるね』

「私のファミリーは強いから、そう簡単にはできっこないよ」

『…うん、楽しみにしてる。それじゃあ』

―――ぷつり、とモニターは電源を落とした。
白蘭と話すのは息が詰まる。
皆への罪悪感と白蘭を倒すという焦燥感に挟まれて、自分が消えてなくなりそうになるから。

後6日、6日で覚悟を決めなきゃ。
私たちは、白蘭を倒すことに全力を尽くさなければならないのだから。