【REBORN!】私、チェルベッロのボスです。←５ (ページ11)

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Aさんのアニマル匣のイメージは私のイメログとやらか、122話に載っています！
一度覗いてみてくださいな(*^◯^*)

*

光がようやく薄れ、瞳をそっと開けてみる。
視界に入るエメラルドグリーンに近い色の物体を見て、思わず声を上げてしまった。

「A……これ何？」

「私のセリフだよ！何の生き物…？」

犬、とか猫、とか…そういうちゃんとした名前がある生き物ならば私も困ったりはしない。
ただ、この匣に入っていた生き物はよく分からない。
言うなれば、星……？

あまり炎を注入しなかったためか、その生き物は何もせずに匣の中へと戻っていった。
一体何なんだアレは……。

「宇宙星(ステッラウニヴェルソ)………唯一創られた宇宙のアニマル匣だ」

宇宙星？何かそのままだな……。

「あれがボンゴレ匣なんだ…」

「凄いのな、光ってたぜ」

「うーん、あんまり凄いっていう実感ないや…」

驚くツナと、関心する山本、何とも言えない感情の私。
皆思っていることは様々だけど、匣に期待しているのは一緒。

一段落ついて、一時解散となった。数日休み、そこから修業の再開…。
次の先生は雲雀さんでないことを祈るしかない。
……と思ったけどもう10年後の彼はいないから気楽だ。

「あとで君たちのアジトにお邪魔していいかい？」

入江さんがツナに問い、ツナは"もちろんです！"と答えた。
何か入江さんに敬語って変な感じするのは私だけなのかなあ……？

ツナたちは一旦アジトに戻ったのだが、私は体力もほぼ万全の状態。
尚且つ機械を操ることを得意とする人間だからここに残った。

「入江さん、スパナ、こっちは多分これでOKだと思う！」

「有難うAさん。
わざわざ残ってくれたのは有難いんだけど、本当によかったのかい？」

「いやー、私ピンピンしているのにさらに休むとか申し訳ないんだもん…」

「Aさんらしいや」

クスッと笑う入江さん。
あーダメなんだよ、私こういう笑い方に弱いんだから……。

「…よし、あとは嵐モグラで掘るだけだ」

「ねえねえ、私の宇宙星ってのに任せてくれないかな？」

スパナが言ったことに対して、私はこう返す。
正直自分の匣兵器がどれほど使えるものなのか試してみたいんだよね。

「いいけど……宇宙星って掘る作業専門なのか？」

「いやー、ちょっと星が得意とする作業なんて分かんないな…」

そう言いながら私は莫大な炎をリングに燈し、先ほどもらった匣に注入した。