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時は過ぎ去り、気づけば夜の8時半。
夕方まで並中にいた私だが、再びここにいるのには理由があるのだ。
「ねえ」
私はその原因ともいえるやつに話しかけてみた。もちろん苛立ちを含ませながら。
チェルベッロは、誰よりも早く対決場所に到着しなければならない。
…まあチェルちゃんたちはサボりなのか反抗期なのか知らないが、来ていないのだけれども。
先に来ている奴がたとえどれだけタコのような人間であっても、それは変わらない。
「何だ」
少し渋めの声を出したその生命体。…確か名前はレヴィだったか。
そいつは私の方を軽く睨んで質問に応答した。
「帰ってくんない？」
これ本心。
何で私がコイツのために、こんな時間から11時まで学校内にいないといけないんだ。
「俺はボスのために2時間前にいるんだ」
え、それって…。
「貴方の顔を見たくないからここに追い出したんじゃ…」
「ぬっ！！違うぞ！！」
帰ってくれないか、という願いに対して返答はしてもらえなかったが
弄りがいがある人だということは分かった。
まあ最も、2時間コイツと2人で過ごすだなんて絶対に嫌だが。
数分が経ったが、夜の並中は音一つない静かな地。
私とレヴィさんが話すだなんてありえないし、沈黙が私たちを支配する。
耐えきれなくなった私は、1つ提案してみた。
「暇なら睨めっこ付き合ってよ」
「…ぬ、仕方ない」
え、まじか！ノリよすぎじゃん暗殺者さん！！
睨めっこを一緒にやってくれる人に悪い人はいない！………はずだ。
「じゃあいくよ？
にーらめっこしっ…ぶふっ」
「まだ変顔してないぞ！？」
「すまない。普通の表情でそれだけ人を笑わせられるなんて芸人向いてるね君」
はっはっは、とモノマネ丸出しの乾いた笑い声を漏らすと
相手は気分を害してしまったのか、頭に血が上ってしまった。
「この小娘が！！殺してやる！！」
傘のような武器を所持し、私に突進してきた彼。
迫力は半端ないと思う。きっとその辺の一般人ならば腰を抜かしていただろう。
しかし私は生憎一般人ではない。
…今日は剣を持ってきたわけで、正当防衛ってもんをしてもいいんじゃない？
「チェルベッロのボスをなめてもらっちゃあ困るなぁっ！」
シュッと空気を切る音が、この静かな夜の並中に響き渡る。
素早く私は、レヴィとやらの首元に剣を突きつけた。
「ぬっ…」
「はーい、君の負け。ケガさせちゃ駄目だからここまで」
寛大な私の心に、改めて感心した。
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革ベルト
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俺夢ZUN(プロフ) - 久々に読んだけど、チェルさんは安定だね。ヘリウムボイスのチェルボイスww (2016年12月23日 17時) (
レス) id: 0be5adf3f7 (このIDを非表示/違反報告)
なっちゃん(プロフ) - 裕太(女)さん» ありがとうございます！！面白いといっていただけるだけで、更新５話はいけますねｗはい！頑張りますｗ！ (2014年4月4日 2時) (レス) id: 5d6bf71a4c (このIDを非表示/違反報告)
裕太(女) - やばいですｗｗｗ腹筋がｗｗ主人公ｗｗ面白いです！！ｗｗこれからも面白い作品作って下さいね！！ (2014年4月3日 12時) (レス) id: a3ee149d3e (このIDを非表示/違反報告)
なっちゃん(プロフ) - 今日と明日は期末テストなので、更新できません！明日学校から帰ってきたら更新します！この駄作を読んでくださって有難うございます！ (2012年11月21日 22時) (レス) id: 8acbfe41c6 (このIDを非表示/違反報告)
静紅(プロフ) - 主人公最強ですねＷＷ (2012年11月19日 19時) (レス) id: c09bb92aa3 (このIDを非表示/違反報告)
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