星屑が50あまり1つ ページ6
すると、弱々しい声、鼻声で話し始めた。
──でも……ねぇ、ママ(右
──なんでだろう？
──何故だかとっても胸が苦しいんだ
とても、苦しそうに
──お誕生日だけでいいから
──いっぱいタルトが食べたい。
──お外でいっぱい遊びたい
──もっといっぱいお友達が欲しいよ。
自分の思いをここで吐いていく。
──教えて、ママ
──どんなルールに従えば
──この苦しさは消えるの?
綴る声はとても悲しそう。
その言葉にAは足を動かし始めた。
『コレがローズハートくんの過去と思いかい。
全くこんなモノを1人で抱えていたのか…』
と、呆れた声で足を止めた。
その先にはリドルが座りこんでいた。
さっきの傲慢で我儘な女王様の姿は消えていた。
『おやまぁ、我ら我儘な女王様はどこえ消えたのだろう…』
「……」
無言を貫き通すリドル。
これはこれはと案外頑固なものだねと笑って言うA。
だが、それでも返事をしないリドルに呆れる。
『女王様…いや、リドル･ローズハートくん
上を向きたまえ。』
少し低い声で行った。
すると、肩をビクつかせAの顔を見た。
『やっと僕を見たかい』
「やっぱり、怒ってるんですか…」
人の顔色を伺うような顔をしAを見る。
『いいや、怒ってないさ。
いや違うね、怒っているよ一つだけ…』
「っ、それは…」
リドルは少し怯えたような顔をしてAから目を逸らした。
Aはしゃがみリドルの頬を優しく包み込んで涙をすくった。
『そんなに怖がらないでくれ
僕が怒っているのはキミが1人で抱えていたからだよ。』
そういいひと息吸う。
『溜め込んではいけないと言っただろう
完璧なんてそんなものはまやかしさ完璧な人なていない其れがこの世界だ。』
リドルを立たせる。
「プレアデスせんせ…」
『フフっ、Aでいいさ。
この空間から出よう。』
「でも、トレイが怒ってる…」
『その時は僕が庇ってあげるさ
さぁ出よう』
リドルはAの手を取った。
その時
─チリン
「なぁ〜」
鈴の音と猫の鳴き声其れが聞こえた瞬間
この空間はひび割れ光が差し込み崩れて言った
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ハル - 「星屑が60あまり2つ」の話がグリムのとこ見にアンパンになってますよ！作品好きです！これからも更新頑張ってください！ (2022年3月4日 7時) (
レス) @page16 id: 43d8360e57 (このIDを非表示/違反報告)
エル - 面白いです‼これからも、頑張ってください (2022年1月28日 20時) (レス) @page3 id: c5e23189c4 (このIDを非表示/違反報告)
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作成日時：2022年1月28日 19時
