フィールドに降り立つサッカー少女 ACT 1【オリオンの刻印】 (ページ17)

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17話やっぱりボッチは寂しいねページ17

時間が夕飯に近くなったため私は謝りながら基山くんたちと食堂へと向かう。

「けっ、どーでもいいけどよ本当に一ヶ月前に初めたのか？」

「いや、もっと詳しく言えば、一ヶ月と10日前ね。」

「そこまで聞いてねぇよ！」

「そういえばAさんってどこの学校なの？」

「言ってませんでしたっけ？花の咲学園です。まぁ、サッカー部と言っても同好会くらいの感じでしたけど。」

と、ニコニコと笑っておく。
はぁ〜顔が良。

隣の吉良くんの殺気が怖い。てか今思ったけど吉良くんって吉良財閥なのでは？

今からでもゴマすっておこうかななんて。そんな事したら私の命いくつあっても足りないや。

そんなこんなで夕食を摂った。

は〜、マネージャーさんたちが作るご飯は美味しいや。体に染みる。

「Aさん、美味しそうに食べるね。」

「あ、氷浦くんだ。だって美味しいから。美味しいもの食べると幸せっしょ？」

もう一口頬張る。

「それ、オレもわかるよ！」

「でしょ、明日人くん。」

でもこの幸せな時間はあっという間で、すぐにぼっちに変わるのである。
関わったとはいえ友達かと言われるとそうでも無い。

他の人との交流もはならなければいけないがビビりなうえチキンな私は一人部屋へと戻ることにした。

1人は寂しいなぁ。