星のカケラが20と2つ ページ24
「んぁ、バレてた?」
『バレバレだよ。』
さっきの殺伐とした空気から一転し皆は空いた口がふさがらなかった。
『ごめんねチャルが。立てる?』
Aは椅子から転げ落ちた男子生徒を立たせ椅子に座らせると教壇に戻り口を開いた。
『精霊はね、契約を交わせば実体となって僕らに力を貸してくれる強力な存在となるんだ。
逆も然り、精霊の機嫌を損ねてしまうと大変なことになってしまうんだ。さっきのようにね。
これよりひどい仕打ちをされるかも。』
肩を竦め困ったような顔で話す。
『それと、言ってはいけない言葉と言ってもいい言葉があるんだその区別はつけようねキミたち。
あ〜あと、さっきのように精霊は気紛れだから接するときは慎重にお願い、します。』
苦笑いをしながらAはチャルを抱きかかえた。
チャルは満足そうに喉を鳴らす。
『そうそう、今日は今後の授業の流れと注意事項を話しますので授業の流れはまぁ、聞き流しても構わないけど注意事項は聞いておくようにね特にさっきのヒトたちは。』
さっきの生徒に笑って言った。(目が笑ってない)
生徒は顔を青くして首を赤べこのように降った。
『えぇと、精霊学は座学を中心行うんだけど実践授業もあるから精霊に触れ合う機会はあると、おもいます。
精霊にはちゃんと階級があって
上位精霊と下位精霊かな。
うん、授業で取り扱う精霊は下位精霊と決まっているらしいのでまぁあまり危険性はないと思う。
下位精霊と言えど大人を惑わすくらいの力はあるのであまり適当に授業を受けないで欲しいかな。』
生徒たちもメモをとっていたり外を向いていたり様々な行動をしている。
「えと、長々と話しすぎたかな?
質問がある人はいないかな。
無いようだったらこれで授業を終わりにしようかなと思ってるので。』
それと同時にチャイムがなった。
『今日はこれまでだから各自、退席して構いよ。』
そしてAは講堂から出ていった。
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ユノン - 続きが気になる (2022年9月20日 16時) (レス) id: f5fff43cec (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ういろー。 | 作成日時:2022年9月19日 18時