海。 ページ3
夏だっ!!太陽だっ!!海だーーっ!!
と、いうことで(どういうことだ)今日はそらると海に来ております。
「いや〜いい天気だな〜」
そう、今日の天気はくもり。(←!?)
パリピみたいな人達は、日差しが眩しい日をいい天気と言うのだろう。
しかし私とはんぺんには、焼ける&暑い&人多い。そんな日なんて地獄のようなもの。
つまり、丁度良い温度&人多くない=くもりの日が適しているのだ。
まぁそんな日でも、私とそらるは水着に薄めのパーカーを着てるけどね。
少しずつ波に近づき、そらると並んで足をつける。
「うおっ、つめて〜」
『確かにちょっと冷た......きゃっ!?』
突如私に向かって飛んできた水しぶきは、足の付け根辺りまでを濡らした。
慌てて水滴が飛んできた方をみるとそこには...
「ふっ、あーたり」
無邪気な笑みを浮かべて波に手をかけるそらるが。
...ぐっ、か、かわいい。
その可愛い笑顔に釣られて、思わず許してしまいそうになるのをなんとか堪える。
『あたりじゃないから!!おりゃっ!!』
お返しにバシャッと波を放つも、簡単にするりとよけられてしまった。
「お、あっぶね〜...!おらおらぁっ!」
『きゃっ!やったなぁぁあ!』
「ぶっ!顔はなしだろこんにゃろ!」
そらるの少年みたいな笑い声と、私の悲鳴が響く。
わちゃわちゃとやりやっていると、結局お互いびちょびちょになった。
少し疲れたので、そのまま砂辺に座る。
「も〜...Aのせいでめっちゃ濡れたわ...」
『え?まって誰からはじめたt...』
それ以上は言葉が続かなくて、ただ目の前のそらるを凝視してしまった。
白い肌に滴る水滴と、男の人らしい胸板。
熱いのかパーカーのファスナーを開いてパタパタしているものだから、その全てが見えてしまっていた。
...すっごい色気、、、この人がさっきまであんなきゃっきゃしてたの、?
しばらく凝視していると、その視線に気づいたそらるがさっとお腹辺りを隠した。
「な、なにあんま見ないでお腹ぷよぷよだから...」
その光景が面白くて、私は控えめに吹き出してしまった。
最初は不服そうだったそらるも、私があまりに笑うものだから途中からつられて笑い出す。
その笑顔はやっぱり可愛くて、かっこよくて。
...私は、幸せ者だな。
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らいく(プロフ) - ぷりんりんりんさん!私のすごい好みです!更新頑張ってください(о´∀`о) (2018年9月24日 9時) (レス) id: b2d5596e4e (このIDを非表示/違反報告)
ぷりんりんりん(プロフ) - しあ。さん» ありがとうございます〜!!私も読んでくださったしあさんが大好きです(´つヮ⊂`) (2018年9月13日 20時) (レス) id: dc44892b14 (このIDを非表示/違反報告)
しあ。(プロフ) - 伸びろ(願望) 有能な作者様が大好きだぁーー!! (2018年9月13日 18時) (レス) id: 3344a8c17f (このIDを非表示/違反報告)
ぷりんりんりん(プロフ) - らててんさん» らて!!笑ありがとう〜キュンとさせる事ができたなら嬉しい〜がんばるね、、! (2018年9月11日 0時) (レス) id: dc44892b14 (このIDを非表示/違反報告)
らててん - うわあぁあ 、待ってなんなんだよこれ 、とてもいいぞ…不覚にもキュンとしてしまった… 。。。もっと伸びるべき作品だと思う、、ぷりん頑張って……!! (2018年9月10日 20時) (レス) id: 112e01abc9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ぷりんりんりん | 作成日時:2018年9月10日 16時