彼女#21 ページ22
結局、その日Aは来なかった。
.
次の日、祝日で休みなのでキセキの世代で集まった。
中学の時よく集まっていた場所でキセキの世代とテツヤ、桃井、の6人と再会した。
「久しぶりっスうううう!!!!」
「黄瀬は相変わらずうるせーな(笑)」
「青峰っちだって前と全然変わってないっスからね!?」
「またこうしてみんなで集まれて嬉しいよ」
みんな、あまり変わってはいない。
すこし懐かしい。
「そういや赤司っちー」
「…なんだ?」
「Aっちと付き合ったんっスね!!」
涼太の言葉で一瞬、その場がシンと静まった。
「Aってあ、ああああのAなの!?」
「桃井、落ち着くのだよ」
「だってミドリン、あの、あの、A!!」
そういえばAは帝光出身だったな。
桃井とも知り合いなのか。
涼太とも知り合いだったな。
「俺はそいつを知らないのだよ」
「まじかよ!!あいつ、頻繁にバスケ部来てたぜ?すっげーいい奴だったよなー」
「Aちんに会いたくなってきた〜」
「僕も、会いたいです」
大輝も敦もテツヤも。
真太郎以外はみんな知っているようだ。
バスケ部に頻繁に来てたのか?
僕は一度も見たことがないんだが。
桃井は僕の顔を見ると目をキラキラさせながら言った。
「A、ずっと好きだったもんね!!初恋叶ったんだ!!」
誰も、僕が面倒だから付き合っているだけ、なんて
思いもしていないだろう。
「……そう、なのか…」
なんだ……少し、胸が締め付けられた。
233人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「黒子のバスケ」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
むっくんLOVE・ - スミマセン!青峰の作品のやつのパスワード教えて下さい!! (2015年3月25日 16時) (携帯から) (レス) id: df35eeacf5 (このIDを非表示/違反報告)
ぴよきち(プロフ) - 日和さん» こんな作品に感動していただきありがとうございます!!これからも楽しんでいただけるよう頑張らせていただきます(`゚ω゚´) (2015年2月10日 18時) (レス) id: 2137e8f354 (このIDを非表示/違反報告)
日和 - 感動しました…。うぅ、切ない…。。 更新楽しみにしてます! (2015年2月9日 14時) (レス) id: 7345d7224c (このIDを非表示/違反報告)
ぴよきち(プロフ) - ろっぷらーめんさん» ほ、ほほほほほんとうですか!?ありがとうございます!!ご期待に応えられるよう精一杯頑張りたいと思います(*^^*) (2015年2月8日 16時) (レス) id: 2137e8f354 (このIDを非表示/違反報告)
ろっぷらーめん - 涙で画面見えないっ(ToT)評価させて頂きました!これからも頑張ってください! (2015年2月8日 9時) (レス) id: 6581e95901 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:ぴよきち | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/cv12291/
作成日時:2015年2月4日 22時