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謎の興奮 ページ10

「やっ、さっきのはマネージャーちゃんのドヤ顔にムカついたけど殴るのは可哀想だなって思って仕方なく…」


マ「はぁいはい笑」


「っっ腹立つ〜〜!煽り性能高すぎなんだよ!煽んなマジでハゲるわ!」


銃(聞こえてんだよ。言い訳下手かガキ)




波乱万丈な10日間を過ごし(あの日は無事でホテル着いた)、当日。灰色の絵の具をそのまま空に流し込んだように重たい空。本当にどこまでも汚い灰色だ。灰色の途切れは見つからない。傘はギリギリ必要かもしれない。空も気持ちもどよーん、だ。私は雨女なのか、いや、私じゃない絶対に←

マネージャーちゃんだ。きっとそうだ。そうに決まってる←

雨女になんてなってたまるか!←



マ「どしたの、さっきから」



おっと…私の謎のプライドが外に出ていたようだぜ…←

乱数がデザインしてくれた衣装を着て控えにいる私とマネージャー。もうそろそろだからソワソワし過ぎて無理。心の曇天パーリーピーポーが爆笑死(?)

持ち物から私の気に入っているいい香りのする香水を取り出し手首にふりかける。手首の香水を首や足首に移し広げる。一人でやる謎の儀式的ななにか。もう恒例になってしまっている。



マ「好きだね〜それ。まぁ香りキツくないからいいけど」


「なんか落ち着く…ってもうすぐじゃね?30秒カウントダウン始まったやっべー」



ちらっと会場を覗くと28!27!…と声が聞こえる。30秒ってちょっと長すぎたかも。10秒くらいで良かったかも。



マ「本気でヤバいじゃんもうちょい焦れ!ハイハイハイGO!GO!」



マネージャーちゃんがグイグイと背中を押す。今日は嫌な天気なのにファンのみんなこんなに来てくれたんだ感謝感謝!

3、2、1、ワアァァァァ!



チカチカとすばしっこい小鳥のようにせわしく光っていたライトがふと消えた。歓声が溢れる舞台に静かに踏み込んだ。

オープニング用の少し短めの曲を控えめな照明の中で踊る。

緊張で手汗をかく。


胸がドキドキする。


歓声と大音量の音楽で耳が痛い。



こんな華やかな舞台で。









言葉で言い表せないくらいに幸せ。すっごくすっごく楽しい。


アイツらよりも絶対…



________________

*「チッ…あぁ、気に食わねぇな…」

ファッション事情→←そういえば近かった



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あるふぁ(プロフ) - 瑞稀さん» わおおお…!そう言ってもらえて嬉しいです!あっっりがとぅございやす!私も踊ってみたとかが好きなだけでダンサーとか全っ然知らないんですよね笑 (2018年7月3日 9時) (レス) id: 571dc0618b (このIDを非表示/違反報告)
瑞稀(プロフ) - ダンスについて詳しくないのですが、すごく面白いです!! (2018年7月2日 12時) (レス) id: be8945b53e (このIDを非表示/違反報告)
あるふぁ(プロフ) - 朔矢さん» あ゛り゛がどう゛ござい゛ま゛ずーー!不定期ですがですが頑張って更新しますのでこれからも読んで下さると嬉しいです! (2018年7月1日 22時) (レス) id: 571dc0618b (このIDを非表示/違反報告)
朔矢(プロフ) - 面白いです!頑張って下さい! (2018年6月24日 19時) (レス) id: 6838d51bf7 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:あるふぁ | 作成日時:2018年6月10日 22時

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