この職業に就いてから友達が増えた気がします。

ダンス教室 ページ4

私にはお金が無いので、公民館を借りて練習とダンス教室をしている。

ざっとまとめていたダンスの振り付けにちょこちょこ追加して仕上げながら練習していたら、あっという間に1時間半過ぎた。
今回のダンスは派手でセクシーな感じなのにしたから、いつも以上に体力を使った。



｢あっつ…ちょっと涼も｣



今日は、公民館で書道教室と料理教室をしている。墨汁とバターの匂いが混じって頭の奥が重くなった気がした。

少し外に出て深く息を吸う。寄りかかっている壁のひんやりとした温度が気持ちいい。



(そういえば今日は6時からダンス教室だった)



公民館でやるちっちゃい教室だけどそこそこ生徒はいる。今は今度ある夏祭りのステージに向けて、一生懸命練習している。ちなみに小学校高学年から高校生まで種類が豊富なため、まとめるのは難しい。難易度を合わせるのが非常に難しい。



生｢こんにちは！｣



涼んでいる間に気の早い生徒達はもう来て挨拶をしてくれた。

6時に間に合うバスより1本早く来てくれる生徒がいてくれて嬉しい。そこまで楽しんでくれるんならやる気がでる。

よっし、やりますか。



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｢足動かすー、はいステップ｣


｢はい、肘のばしてー｣


｢右、左、左、そこターン！｣


｢しっかりしゃがむー！｣



生徒達とは仲良くしているつもりだからそんなスパルタみたいにしない。でも楽しみながら上達させるのは難しい。
ヘラヘラしながら指導していたら完全に舐められてしまった。だから矯正中。



生｢ここでしゃがむのキツい先生｣


｢キツいです、でしょーが｣


生｢いいじゃん、先生と私あんまり身長変わらないんだしさ｣


｢あーあーあー、生徒に酷いこと言われる〜｣




こんな具合に。いきなり矯正したらしたで嫌われそうだからなんとか自分の中で線引きをしてそこを越さないようにちょこっとずつ先生として頑張ってる今日もお疲れ様陽咲A。




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ヒプマイ12人のうち誰も出てこなかった…。次の話では絶対ちゃんとヒプマイキャラ出します…。

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