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ファンの心を掴む… ページ3

乱「で、この他にも何かあるんでしょ?どーしたの?」


「あのね…ずっとダンスだったら疲れるし、見てる方も飽きるでしょ?だから、レクリエーション的な何かを毎回やってるんだけどさ〜…決まらなくて」



乱数はいつものピンク色の飴を口に含み、右の頬を少し膨らませながら相談に乗ってくれた。

頭に手を置いて。
天井を仰いで。
キャスター付きの椅子をコロコロ動かして。
んー、と唸って。

乱数はそうだ!と声を上げた。



「思い付いた!?」


乱「レクリエーションじゃないから、ダンス踊ったあとの休憩みたいにはならないけど…衣装の裾を掴んでチラって肌を見せたりしてみたら?」


「なるほどね!確かにやったことないなあ」


乱「Aは疲れたまんま踊り続けることになってしまうけど、ファンには受けがいいと思うな〜」



そうだ。私が疲れたまんまなのはダメだ。でもこれは採用しよう。新しいセクシーなスタイルでまた人気が上がるかもしれない。ファンに飽きられたらおしまいだ。

再び考え込む。

○○ゲームは定番だけど、バリエーションがそんなに無いのが欠点なんだよね〜…。

いや。私が増やせばいいんじゃ?



「○○ゲーム…○○ゲーム……うぅん」


乱「そんなのありきたりでつまんなーい。もっと他のにしようよ」


「違うんだよ乱数。○○ゲームというありきたりなレクリエーションだからこそ!より斬新さが求められるんだよ!」


乱「そんなものかな〜?」





………………………………………………………………………………………

結局いい案は出ず。でも、衣装の件は片付いたし、いくらか気分がすっきりした。

…もういっその事疲れたからちょっと休憩させて!みたいに言ったらどうだろう。流石にダメかな。でもすっごく斬新でいい案な気がする。うん、これも新しいスタイルとして。こんなダンサー滅多にいないでしょ。


今は午後4時。振り付けをまとめて練習して…グッズは頼んだから乱数が衣装のおまけでいい感じのを作ってくれるし…


もうダンスを仕上げるだけか。流石皆のアイドル乱数。ちっちゃくて可愛いくせに意外とやる。



「私も頑張らなくちゃね…」



小さく気合を入れ直して、ダンスの練習場に向かった。






足を動かす度にキュッキュッとなるシューズの音が小気味良い。さっきまで練習していた中学生くらいの女の子が帰ってしまって、ここは貸し切り状態だ。準備運動を終わらせた私はCDプレイヤーのコンセントを挿した。

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あるふぁ(プロフ) - 瑞稀さん» わおおお…!そう言ってもらえて嬉しいです!あっっりがとぅございやす!私も踊ってみたとかが好きなだけでダンサーとか全っ然知らないんですよね笑 (2018年7月3日 9時) (レス) id: 571dc0618b (このIDを非表示/違反報告)
瑞稀(プロフ) - ダンスについて詳しくないのですが、すごく面白いです!! (2018年7月2日 12時) (レス) id: be8945b53e (このIDを非表示/違反報告)
あるふぁ(プロフ) - 朔矢さん» あ゛り゛がどう゛ござい゛ま゛ずーー!不定期ですがですが頑張って更新しますのでこれからも読んで下さると嬉しいです! (2018年7月1日 22時) (レス) id: 571dc0618b (このIDを非表示/違反報告)
朔矢(プロフ) - 面白いです!頑張って下さい! (2018年6月24日 19時) (レス) id: 6838d51bf7 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:あるふぁ | 作成日時:2018年6月10日 22時

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