この職業に就いてから友達が増えた気がします。

エイプリルフール ページ16

｢…嫌だと思ってる…？｣


乱｢やっぱり嫌…？｣ｳﾙｳﾙ


｢…やめて、ズルい｣



ダメだ。耐えられない。あんなうるっうるの上目遣いに耐えられるほど強い人間じゃなかった。
話題を変える。



｢そう言えばさ、その2人は友達？｣


乱｢うん！ボクの自慢のposseだよ♪｣


｢ぽっせ？｣



友達らしいけど、まさかこんな変わった人と分かり合えるとは、さすがコミュ力の高い乱数だ。羨ましい。3分の1くらい分けて欲しい。



乱｢今度、テリトリーをかけたラップバトルがあるの知ってるよね？｣



勿論知っている。結構有名な話だ。イケブクロディビジョン、ヨコハマディビジョン、シブヤディビジョン、シンジュクディビジョンの4つのディビジョンの各MCグループがラップで勝負して、領土を取り合うという、なんかよく分からないバトル。なんでこんな変な世界になったんだ。



｢うん。あ、その仲間ってことか。またキャラの濃い人を｣


乱｢すっごく面白いんだよ！｣


｢見れば見るほど伝わる｣



だってギャンブラーっていうのだけでもうキャラが濃いし、作家っていう職業はおーすごいな、と思うけどこんな格好…コスプレイヤーかよ(失礼)と思った。顔がいいけど。



幻｢そんなに見つめないでください。小生に穴が空いてしまいます。…なんて、嘘ですよ？｣


｢バカにしてるでしょ！そんな嘘に騙されるほど子供じゃないし！｣


幻｢おや、すみませんねぇ。子供のような顔をしてるものですから…｣


｢…嘘？｣


幻｢…さぁ、どうでしょう？｣



これは嘘じゃないな。間があった。微妙な間が。小さい、だけじゃなく、童顔だと言われることも結構あり、素顔を見られる度にガキだって舐められる。もう嫌だな。メイク変えようかな。

目を細めてじとーっと幻太郎を睨んでいると、怖い怖い、と薄く笑った。



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作者・φ(｀д´)カキカキ
Aちゃんを早く踊らせたいんですけど〜…

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