可愛い守護神【ブルーロック男主】 (ページ44)

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別れページ44

入院翌日

早速手術をして貰える事になった。

午後から手術の為、昨晩から

かなり気を使った食事しか出して貰えない。

絵心『入るぞ。』

その声と共に病室のドアが開く。

一人部屋なのに広すぎるとも言える部屋に

続々とバスタード・ミュンヘンの選手らが入ってくる。

絵心『今日の午後の便でコイツらはドイツに戻る。さっきブルーロックの奴らに別れを告げてきたばかりだ。もうブルーロックに戻ることは無い。』

「はい。」

絵心『お前もドイツの選択者なんだ。別れを言うチャンスをくれとみんなからお願いされて口外禁止を約束させて連れてきたまでだ。さっさと話してドイツに帰れ。』

そうドイツ陣に言うなり絵心甚八は病室から出て行った。

先程までは広く感じた病室も

ここまでの人数が入るとさすがに狭い。

ノエル『雛原A。バスタード・ミュンヘンとして過ごして学べた事はあるか？』

「はい。まず、僕はU-20日本代表に選ばれた時点で自分が凄いやつだと勘違いしていたと思います。彼らと一緒に試合に出たり日常を過ごす中で自分の未熟さを痛いほど実感させられました。」

ノエル『そうか。』

ノエル・ノアの有難い言葉を初めに

一番仲の良かったベネディクト・グリムと話したり

一番突っかかってきたアレクシス・ネスに嫌味を言われたり

何故かミヒャエル・カイザーに感謝されたりと

午後の手術で失敗するのでは？という不安が俺を襲う。

ノエル『身体が回復したら、是非ドイツに来てくれ。これがお前の最終落札額だ。』

ドイツ
バスタード・ミュンヘン 3500万

ノエル『身体が硬くて怪我の多いのを直せればもっと金額は上がるだろう。』

「はい。リハビリ頑張って、きっとドイツに行きます。」

ノエル・ノアに待っていると言われ

みんな病室から出て行った。

最後に絵心甚八が入って来て

近況報告はメールでするようにと

帝襟さんの社用メールのアドレスを渡される。

「絵心さんじゃないんすね。」

絵心『元U-20のやつらも、外国人選手らと同時に帰宅させるつもりだ。お前は最年少で高校三年だから置いてやってもいいが。』

そう言い捨てて帰ってしまった。