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雛原A
前日夜モニターで見たものとは打って変わって
ちゃんと攻撃的なボールの蹴り方が出来ている。
DFとしては言うことは無かったが攻めが下手な雛原を突けば
あっという間に崩れると思っていたが
まるで雛鳥を守る攻撃的な親鳥の様にも見える。
ブルーロックの人達だけでなく元U-20メンバーも
他国からの刺客達もどんどん成長している。
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アレクシス『雛原A。カイザーへの攻撃的なパスは目に余りますよ。』
「すまん。かなりのロングパスだったから誰かに触られる前提でパス出した。」
アレクシス『絶対取られないようなパス出せばいいじゃないですか。』
「この世に絶対なんてものは無いよ。」
試合終了後、ちょっとした言い合いになりかけたが
絵心甚八が顔を出し、俺を呼び出した。
みんなの前では話せないという事で個室に呼び出される。
絵心『おつかれ。』
「お疲れ様です。話ってなんですか?」
絵心『サッカー業界の偉い人の目に止まって雛原Aを世界中から集めたサッカーチームに加えたいと言われたんだよ。』
「…え?」
絵心『そのチームは世界の18歳以下。そしてポジションを変えたばかりなのに申し訳ないがまたGKとして動いてほしいらしい。もちろんお前にも拒否権はある。』
「臥牙丸吟の方がGKとして長けていると思います。」
絵心『ブルーロックの奴らにはオファーNGを出している。元U-20だったからこそオファーが来たと思っていい。やつらはブルーロックを大して見てはいない。』
世界中にどんなにすごいGKが居たとしても
U-18という制限を設けられれば当てはまるのは俺だけになる。
あまり試合には出れなかったが阻止率は八割を超えているので
サッカー後進国であるが目に止まるのだろう。
絵心『考える時間は一週間やろう。マスターとかと相談して考えるんだな。』
絵心の部屋から出た。
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作者名:Black cat | 作成日時:2023年5月31日 15時