可愛い守護神【ブルーロック男主】 (ページ13)

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ひなはらさんページ13

千切『ーーーーーーっとまあ潔はこんな感じかな』

偶然モニタールームで居合わせたチームメイトの千切豹馬と

他の国を選択したやつらの情報を共有する。

千切『西岡が仲良い元U-20の雛原Aについて色々聞きたいんだけど』

「いいよ。何が聞きたいの？」

千切『俺はあの人がGKしてる事しか知らないんだけど前試合で当たった時普通にGKしてなかったじゃん？』

「ああ。その事ね。」

雛原A

通称東北渡り鳥

この名前が付けられたのは苗字の雛と

両親が転勤族な事もあっての事だと思う。

俺と出会ってサッカーを始めたものの、

彼は音楽家である祖父譲りの音楽が大好きで

天性の絶対音感を持っていると言われている。

雛原のプレーはベートーヴェン交響曲第九番の如く

転々とする雛原のリズムについて来れなくなる人が多数。

相手のプレーリズムも瞬時に把握してしまうので

雛原にマークされたら最後という噂も出てしまう程だった。

千切『へえ。チームも転々としてたからGKとしても他のポジションでも行けるってわけか』

「そうだな。俺と一緒にいる時はずっとキーパーやってた気がするな。」

千切『目がいいみたいな話も聞くけど？』

「目がいいってより、動くものを追いかけちゃうんだよ。」

千切『猫か！まあ確かにボールは1番動くものだもんな。』

「ボールより速く動ければヒナちゃんはこっち見ちゃうんだけどな。」

千切『俺はどうだった？』

「千切はいい線行ってたと思うよ！」

千切『だろうな！』

思わぬ所で千切と仲良く話せた。