可愛い守護神【ブルーロック男主】 (ページ1)

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自己紹介ページ1

親の職種のせいで約2年おきの転勤族で

たまたま青森転勤になった時に長期滞在が出来て

ずっと友達が目まぐるしく変わる日々から逃げる事が出来た。

青森に住んでうちの家庭を転勤族と知っていながら

俺とほぼ毎日のように遊んでくれた初くん。

初くんは所謂陽キャで

誰ふり構わず話しかけるような人だ。

そんな初くんは俺をみんなより差をつけて接してくれた。

サッカーを始めると決めた時も

みんなに言う前に俺に言ってくれて

そのおかげで2人でサッカーを始める事が出来た。

初くんは敵チームだった人ともすぐ打ち解ける。

ゲーム後に仲良くなって、練習試合が終わった後に

自主練と称して他チームの上手い人達と初くんと俺で

サッカーに明け暮れていた。

もうすぐ中学に上がる。一緒にサッカー部に入って

全国行こう！と約束したのも束の間。

幸せな日々は終わりを告げる。

もちろん親の転勤だ。

東北内をグルグルするような職なので

俺だけでも青森に残りたいと言ったが所詮小学六年生。

泣く泣く初くんとの別れを告げる。

「初くん。ごめん。俺、今度宮城県に行かなきゃ。」

西岡『宮城？仙台には悪い大人がいっぱい居るから近寄るな。お前の綺麗なピンクい髪の毛が悪い大人達も大好きだと思うから。』

「え！？俺じゃあ髪染めるよ！！」

西岡『ダメだ！お前はピンクくないと俺がヒナちゃんを分からない。』

「ええ。分かった。仙台には行かないよ。」

西岡『…俺は中学を卒業したらサッカー推薦で青森山口に行く。』

「えっ？」

西岡『お前もそこに入れ。それまでちゃんと自立出来るようにお母さんの手伝いとかするんだぞ』

「わかった！初くんも勉強頑張らないとだばい？」

西岡『お前それは言っちゃダメだあ』

西岡『雛原(ヒナハラ)A！お前は俺、西岡初とニシヒナコンビで青森山口でてっぺん取るんだ！』

「おー！！！！」

.

.

俺はサッカーも勉強も頑張って青森山口に入った。

入学式の点呼でしっかり初くんの名前も聞いた。

入学式終了後俺らは引き寄せられるように校門前で会った。

それから再会の喜びを現すハグをして、

サッカー部の見学に行った。

もちろんそれから目まぐるしく日々は過ぎていって、

ある雪の降る日、俺はサッカー日本代表選手へと選ばれた。

西岡『スゲーじゃん！ヒナちゃん！』

「まあ、U-20だし。まだU-20にもキーパー居るし。」

西岡『MFに返り咲きじゃね？』

「いやーそれはどうかなー。」