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ゆっくりと体を起こして望と目を合わせる。
熱を含んだその眼差し。こんな状況でも綺麗だなんて思ってしまう俺って相当末期なんやろな。
「お前の言う通りやで。お前が好きや。こんなこと言うといておかしいって思うかも知らんけど、これからも今まで通り友達でいて欲しい」
「…流星はそれでいいん…？」
「おん。お前と一緒に居れればそれでええ」
「…そっか。分かった。これまで通りよろしくな流星」
何処か探るような眼差しは消えなくて笑って誤魔化すことしか出来なかった。
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辺りが暗くなってきた頃、買ってきた手持ち花火に火を点ける。
両手に花火を持って円を描く望が言う。
「なんか花火すると夏が終わるなーって感じせえへん？」
「分かる。なんでなんやろな」
暗闇の中で色とりどりに光り輝くそれは、幾つになっても俺の心を虜にする。
最後に2人一緒に線香花火をすることになった。
火花を見ているふりをしてそっと望を盗み見る。
掴めそうで掴めない。
捕まえたと思ったらまたするりと逃げて行く魚みたいに。
「あっ」
名残惜しそうに自分の手元を見る望。
「流星に負けたな」
「勝負してたん？」
「まあ？笑」
「まあって笑」
俺の手の下で小さくなっても火花を散らし続けるその姿は、まるで今の俺の心を表しているようだった。
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くりーむぱん(プロフ) - コメントありがとうございます。そう言って頂けてとても嬉しいです！更新頑張れます！これからの展開も楽しみにしていて下さい！ (12月17日 22時) (
レス) id: 08c03e6a05 (このIDを非表示/違反報告)
ゆい(プロフ) - いつも更新楽しみにしています。青くんいい男過ぎませんか〜😭常に桃ちゃんファースト…クリスマスデートが良すぎてハートが押し足りません😭💕 (12月16日 23時) (レス) @page27 id: dbffc8a4e3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：くりーむぱん | 作成日時：2023年11月19日 16時
