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鬼太郎の後ろから飛び出してきた妖怪達に驚いた上司は、数歩後退して尻餅をつく
そのまま後ろへと逃げるが、後ろからはあの骨達が近付いて来ている
座席へと上がり、窓に手を掛ける
上司>降りるんだ!こんな電車!無理矢理にでも降りてやる!
開けた窓から身を乗り出し、飛び降りた
だが彼が着地したのはまた、電車の車両の中だった
上司>なんだよこれ・・・?なんなんだよ・・・?
鬼太郎>この電車からは出られませんよ。
上司>お前は・・・!これは一体なんなんだ?何が起こってる!?
鬼太郎>これは地獄行きの電車です。
上司>地獄!?
鬼太郎>あなたは生きていた時に、様々な人の恨みを買い、イジメて死に追いやった。その報いを受けるんですよ。
上司>生きていた、だと!?
鬼太郎>ええ。
上司>何言ってやがる!?俺はこうして、ピンピン生きてるぞ!足だってちゃんとある!幽霊なんかじゃあ・・・。
ふと、窓に目を向けた
そこに写っている彼の姿は・・・骨だった
鬼太郎>ほらね?あなたはもう死んでいるんです。電車に跳ねられてね。ただ、それを頑なに否定していただけで。
上司>そん、な・・・俺が・・・電車に跳ねられ?嘘だ。あれは・・・。
鬼太郎>事実ですよ。1週間前の事です。でも一瞬の事で、あなた自身に死の自覚がなかったせいか。本当なら、すぐにでもこの電車に乗るはずだったあなたは、幽霊として迷い出て、毎晩何かと言い訳を付けて終電を逃し、あの世に逝こうとしなかったんです。だから、あの世であなたを待っている、あなたを恨んでいる人達が、痺れを切らせてあなたを迎えに来たんですよ。
上司>ひぃ!?
鬼太郎>早くあの世に来い。地獄に堕ちろ、と。
暴れて叫ぶ上司を、部下達が取り囲んで押さえ込む
ねこ娘>骨壷ー、骨壷ー。次の停車駅は終点、地獄ー。
停車して扉が開き、鬼太郎は降りようとする
上司>い、嫌だ!地獄になんか行きたくない!助けてくれ!
鬼太郎>あなたはそう言った人達を、助けたことがありましたか?
そう言い残し、鬼太郎は電車を降りる
上司>頼む!おい!お前それでも人間かぁ!?
立ち止まった鬼太郎は、振り返りながら答える
鬼太郎>僕は人間じゃありません。
ピーッ
上司>嫌だあぁぁぁーーー!!
女子高生>じゃあ、1週間前にあたしが見たのって・・・。
とある喫茶店で、今回の件について報告している鬼太郎
鬼太郎>ええ。多くの恨みに囚われて、彼は命を落としたのです。
- 金 運: ★☆☆☆☆
- 恋愛運: ★★★☆☆
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ななか - 更新頑張ってください! (2022年2月14日 13時) (レス) @page45 id: ffd4f837c8 (このIDを非表示/違反報告)
サヤノ - ミサカさん、令和おめでとうございます! 鬼太郎夢小説連載頑張って書いて下さい。 (2019年5月16日 10時) (レス) id: dd5aa67050 (このIDを非表示/違反報告)
みっこ - 次回楽しみにしてます!更新頑張って下さい!応援します!!\(одо)/ (2019年2月10日 1時) (レス) id: f38aff3a8c (このIDを非表示/違反報告)
サヤノ - こんばんは、ミサカさん、お元気ですか? こちらは毎日元気にしています・・狸軍団の次回をお待ちしております! (2019年1月28日 19時) (レス) id: dd5aa67050 (このIDを非表示/違反報告)
小雪(プロフ) - はじめまして、とても面白かったです(*^^*)更新たのしみにしてますがんばってください (2018年11月26日 3時) (レス) id: 8802fb7331 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ミサカ美琴 | 作成日時:2018年5月18日 2時