９ー４【終】 ページ24
昇り始めた朝陽に照らされ、河童の兄弟が抱き合う
いそがし＞ちぇっ、もう終わりか？折角久し振りに暴れて、楽しかったのによぉ。
鬼太郎に憑いていた“いそがし”が離れ、この場から立ち去る
それと入れ違いになるように、やって来たかごめが開いていたドアにもたれ掛かる
かごめ＞・・・とりあえず、解決ってところね。
目玉＞そのようじゃな。
彼女の長い栗色の髪からひょっこりと出てきたのは、回収された目玉おやじだった
鬼太郎＞かごめ・・・来たのか？
かごめ＞来たのか、じゃない。来るに決まってる。テレビにあんな堂々と河童が映り込んだら、傍観者でいられるわけないでしょう？
鬼太郎＞それは、まあ・・・。
かごめ＞何？不満？私が来るのが。
鬼太郎＞そういうわけじゃないけど・・・今日はやけに機嫌が悪いな？電話口で珍しく動揺してたって、ねこ娘も言ってたし。
かごめ＞うるさい。毎月１回はこうなるの。仕方ないじゃない、女子なんだから。まあ、短気になる子はそういないでしょうけど。
鬼太郎＞？？？
かごめ＞・・・・・っ、月経よ！察しなさい！
鬼太郎＞え？あ、ごめん・・・。
少し頬を赤く染めたかごめが、半ギレ状態で言ってきた
言い辛かったというのを察した鬼太郎は、思わず謝罪した
だが内心、少し驚いてもいた
かごめにも、少女らしい一面があったのだと
本人に言えば失礼だとまた怒鳴られそうなので、言いはしないが
珍しく動揺していたのも、妙にイライラした様子なのも、月経が原因らしい
霊力の強い巫女だろうが、呪われた家系だろうが
彼女が普通の、人間の少女である事に変わりはないのだ
鬼太郎は改めて、そう思った
それから、河童達は山奥の里へと帰った
太郎丸＞きゅうりはその日食べる分だけあれば十分って事だな。
次郎丸＞うん！半分あげる。
太郎丸＞ありがと。
あのＩＴ企業の社長は、奥さんと娘を連れて田舎へ引っ越したのだが・・・
娘＞こんな田舎に暮らすのは嫌！耐えられない。
社長＞え！？
奥さん＞貴方ひとりで勝手にやれば。
社長＞え・・・。
奥さん・娘＞じゃあねぇ。
社長＞・・・あ！おーい！ちょっと待ってくれぇ！！
目玉＞ま、働き過ぎもスローライフも。どっちか極端に寄らず、程々って事じゃな。
鬼太郎＞人間って大変ですね、父さん。
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ななか - 更新頑張ってください！ (2022年2月14日 13時) (
レス) @page45 id: ffd4f837c8 (このIDを非表示/違反報告)
サヤノ - ミサカさん、令和おめでとうございます！ 鬼太郎夢小説連載頑張って書いて下さい。 (2019年5月16日 10時) (レス) id: dd5aa67050 (このIDを非表示/違反報告)
みっこ - 次回楽しみにしてます！更新頑張って下さい！応援します！！\(одо)/ (2019年2月10日 1時) (レス) id: f38aff3a8c (このIDを非表示/違反報告)
サヤノ - こんばんは、ミサカさん、お元気ですか？ こちらは毎日元気にしています・・狸軍団の次回をお待ちしております！ (2019年1月28日 19時) (レス) id: dd5aa67050 (このIDを非表示/違反報告)
小雪(プロフ) - はじめまして、とても面白かったです(*^^*)更新たのしみにしてますがんばってください (2018年11月26日 3時) (レス) id: 8802fb7331 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ミサカ美琴 | 作成日時：2018年5月18日 2時
