ご挨拶 ページ6
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どんっ
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江口に無駄に強い力で背中押されたもんだから、よろけて誰かの背中にぶつかってしまった。
やっば、怖い上級生だったらどうしてくれんのさ！
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『あっ、ご、ごめんなさ…』
「ん…？あ、小林？」
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背中しか見えなかったぶつかった相手。
振り向いて顔を見せたのは、マフラーに口元を埋め ほっぺを真っ赤にする入野先輩でした。
うわ、女子の私より可愛いって何なんだ。
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入野「んだよ、新手の嫌がらせ？(笑)」
『やっ、その、違くて！転けそうになっちゃって、その…』
入野「はいはい、分かったから。ぶつかったのが俺で良かったじゃん、気を付けろよ？」
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あわあわと焦って喋る私に笑って忠告すれば、また背中を向けて歩き出そうとする先輩。
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江口「ちょっ、Aちゃーん‼あ、い、さ、つ！しないと！」
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後ろを振り向くと、のぶの横で手をブンブン振りながら馬鹿でかい声で叫ぶ江口。
周りから見えない、聞こえないと分かっててもヒヤヒヤするんですけど…
で、でも。ここでチャンスを逃すわけには！
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『せ、先輩！』
入野「ん、なにー？」
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私の声にくるっと顔だけ振り向かせて首傾げる入野先輩。
どくどくと煩くなる左胸を抑えながら 口を開く。
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『おっ…おはようございます！』
入野「…ん、おはよ」
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私がまぁまぁ大きな声で挨拶するもんだから、通り過ぎる人達から凄い見られる。
案の定、目を丸くさせる入野先輩。
その後小さく笑って はにかみながら挨拶を仕返して、顔前に向け再び歩き出した。
入野先輩が歩き出した後も、状況が掴めず暫く立ち尽くす私。
取り敢えず…挨拶、成功？
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先輩を振り向かせよう大作戦
�…�の挨拶 CLEAR
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続く
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ゆー - 更新楽しみです！続き気になります！ (2019年9月30日 2時) (
レス) id: 15079efe70 (このIDを非表示/違反報告)
ミコト(プロフ) - とても面白かったです！！！ 更新頑張ってください！！ (2019年2月19日 18時) (レス) id: 399ad92cec (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ぬーさん | 作成日時：2019年1月12日 1時
