仲良し家族のお兄ちゃんはお医者さん！ (ページ35)

今日:20 hit、昨日:27 hit、合計:96,455 hit

兄と妹(潤&妹)3 ページ35

雅紀side
パニック状態のAを智にぃと何とか落ち着かせた。
いったいどれだけの時間、取っ組み合いをしていたんだろう。
まだ呼吸は速めだけど、さっきと比べたらかなり落ち着いた。
雅「A、ちょっと身体触るからね。」
潤に叩かれてたし、床でも打ってたから全身を診ておきたい。
それから、聴診もしておきたいな。
Aは俺の腕の中で静かに泣いている。
智「雅紀、Aどう？怪我してない？」
雅「右腕赤くなってるけど冷やせば大丈夫だと思う。
あと、左腕ちょっと出血してるけどこれも消毒だけで大丈夫そうだよ。」
智「よかった。
僕ちょっと潤のこと見てくるからAお願いね。」
雅「わかった。」
潤は智にぃに任せておけば大丈夫でしょう。
Aはどうしようかなぁ。和室にでも連れて行ってあげたほうが落ち着くかもな。
雅「Aちょっと動くからね。和室行こうなー。」
氷嚢と消毒液だけ持って、和室に入った。
それにしても派手にやったなぁ。
こんなひどいけんか、初めてだよ。