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気胸(雅紀)3 ページ30
翔side
次の日、仕事開始時間の前に、雅紀を連れてレントゲンを撮って智にぃの外来に来た。
智「やっぱり軽度の気胸だねー。
脱気とかはしなくていいだろうけど。」
雅「さとにぃー、やっぱり家でいいでしょー？」
智「だーめ。入院して安静にしててねー。」
翔「諦めろ雅紀。(笑)」
雅「はぁ…」
智「じゃ病棟行こうか。個室ね。」
すっかり気落ちしている雅紀の手を握って、智にぃと消化器の病棟に上がった。
ただでさえ嫌がっている雅紀を俺たちのいない呼吸器に入院させるのはとてもじゃないけど無理だからね。
．
雅「翔にぃ、一緒に連れて帰ってよー。」
翔「それは無理だなー、残念だけど。」
智「おとなしく寝ててねー。」
智にぃに言われてしぶしぶベッドに入った雅紀。
入院嫌なのはわかるけど、重症化するほうがもっと辛いはずだから。
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作者名：ナナハ
| 作成日時：2021年5月13日 16時
